しんざんの、みんな仲良し映画評!!

ほんとうは仲良しとは程遠い、あまのじゃくな映画評、映画批評、映画評論ブログ 全部ネタバレ。またあまのじゃくゆえ、人によってはまったく受け付けないものもあるよ。もちろん、こっそりオススメもあるよ。

「ワンダーウーマン」ネタバレ 映画オタクには全く縁のないヒーロー。本作を見ておっさんはこう思った。

「ワンダーウーマン」
劇場公開日 2017年8月25日
2017102203








今更ながら、


「ワンダーウーマン」




















日本での期待に大幅に下回る興行成績で、結果「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」と同じような位置に収まるようだ。

まあ、そうだろう。

しょせん映画オタクの観る映画。世界興行はあくまで旬の勢い。日本は邦高洋低の興行スタイルが続く限り、劇場の箱のスケジュール、買い付けのタイミング等に振り回される。

それはさておき、ライバル、マーヴェル社長も本作を褒めたという。

それはそうだ。

ヒーロー映画の飽和状態から抜け出せないのはマーヴェルも同様。ライバルだろうが、ジャンルを共に盛り上げないといけない。「マイティ・ソー バトルロイヤル」(この邦画タイトルは日本の興行のための苦肉の策だ。)、「ジャスティス・リーグ」。以前ほど盛り上がらないのは、オタクのハートの中にも確かにあるはずだ。

「キャプテン・アメリカ シビルウォー」のヒーローじゃれ合いで、ほとんど「完結」したと思っている人も結構いるのではないかと思っている。(飽きた、という人も当然いる)



↓ ↓ ↓ 関連記事はこちら ↓ ↓ ↓
「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」ネタバレ 結局なかよしこよし




だが本作、ヒーローものの範疇から外れて、映画として観る場合、結果これを女性映画という観方で観た人は皆無だろうし、映画の出来も残念なものだ。




ビデオパス



1)ヘンクツ家族より王子様。


お姫様が意外な正体。アマゾネス族のくせして、その正体を知っているのに、覚醒させない。覚醒すると、ラスボスに見つかるらしい。どっちみち、対峙するんだから、そんなまどろっこしい設定いらない。オンナだらけの島に空から王子様。それだけでいい。

島を出て行った理由は、ボス退治というより、王子様と本で読んだことをしたいだけ、が裏設定



これがすべてだな
2017102204



2)戦争との絡みがどうのこうのより、王子様。


「ボスを倒せば、世界は平和になるから、私行くわ」と生き勇んで戦場へ。だが、そのボスが死んでも、状況は変わらない。「なんで?人間はアホなの?」と悩んでると、本当のボス登場。ハリポタを見てないおっさんはなんて地味なラスボスと思ったが、王子様命を賭して危機回避。お姫様覚醒。ラスボス退治。ハッピーエンド。やっぱりラスボス倒すことで、世界は危機を回避した、という。

結局、人間がアホだろうが、関係ないらしい。

ま、すぐに第二次大戦が勃発するんだけどな。




3)アクション


ザック・スナイダーの流儀そのまんまを受けつぎ、やってることは「エンジェル・ウォーズ」。おまけにキレもなく、ラストバトルは暗いばっかり。



4)演出


借りものばかりのハリボテなアクションシーンがそんな感じなら、演出もとろ臭い。脚本もガタガタ。ワンダーウーマンのパワーバランスもめちゃくちゃ。

とにかく「知性」がまるで感じられない。


ワンダーウーマンを結果ヒーローに仕立て上げたのは、イケメン王子様であり、愛の力である。その愛は、一夜の営みで培われたものである。

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うーーむ、これはせっせとヒーロー映画を追っかける
映画オタクには、実はちっとも優しくない映画ではないか。

この映画を見て女性映画とか、女性の存在意義について語っている評も見かけるが、この映画に関しては、その程度のヒーロー誕生譚でしかないのである。













 

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【戯れ言】2017年上半期映画 ネタバレ おっさんが短く、「あの」話題作をブチブチブッタ斬る!? その1

はい、どうも。しんざんです。

2017年上半期は個人的に結婚というイベントが終わり、ようやく落ち着き、次のイベントまでほんのわずかの時間しかないが、幸いカミさんも映画好きなので、一緒に行くなどして、ジョジョにペースが上がってきてる。

だけど、観たけど全然レビューが書けなかった作品も結構あったりして、まあ、書けなかった理由は
書く時間や記憶の問題、そしてその気にならなかった、というあたりの理由になるのだが、今回はここで、ちょっと書いとこうかなということで。





まあ、簡単に言うと、ざっくりブッタ斬る、ということです。










ではいきます。













傷物語III 冷血篇

劇場公開日2017年1月6日
2017102101



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前2作については、これまで全く無理だったアニメ映画を観るという課題を課したため、結構新鮮な思いでレビューすることが出来たのだが、(おかげで「この世界の片隅に」を観ることができたという)本作については、それなりに有名な作品だったり、作家だったりするのだろうが、「君の名は。」「この世界の・」「聲の形」などのあとに出されると、まあ、がっかりするよ。

ただ実写も当たりはずれはあるわけで、おかげでアニメ映画は昔ほどとっつきにいモノではなくなったことには、なぜかこのシリーズには感謝している。

↓ ↓ ↓ 関連記事はこちら ↓ ↓ ↓
「傷物語I 鉄血篇」ネタバレ アニメ映画を観るのって色々、気使って大変だ


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「傷物語II 熱血篇」ネタバレ アニメ映画ってホント難しい!映倫PG12についても考えてみた。

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虐殺器官

劇場公開日2017年2月3日
2017102102


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これもアニメ映画だったが、社会派アクションもの、という比較的とっつきやすいもの、と思って観に行ったのだが、これも「傷物語III」とは違った意味で、がっかりだった。とにかく、嘘がへたくそすぎて、全くノレれない。




はい、アニメ映画は今年はここで早々に脱落。





ビデオパス







ラ・ラ・ランド

劇場公開日2017年2月24日
2017102103


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公開前の話題もあったが、エマ・ストーンの黄色いドレスに引かれ、もちろん「セッション」の監督作ということもあり、期待して鑑賞。

撃沈。

オープニングからして、曲もダンスもダメでしょ、これ。その時点でアウト。挿入歌が「あったかご飯が待っている♪」にしか聞こえなかった程度の記憶しかない。







お嬢さん
劇場公開日2017年3月
2017102104


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何といっても、パク・チャヌクだからね。
邦題も「らしく」っていいなあ!と。


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面白かったのよ!だけど、カミさんが超毛嫌いしてな。

ストーリーはアウト。長すぎ。映画好きにはこの展開は既視感だらけで全く響かない。
だけど映像がよくってね。また「うそくさい日本語」「うそくさい日本人」というのがいい。日本をバカにしている部分と敬愛している部分のバランスが絶妙で、日本人しか楽しめない要素があるってのが最大の魅力。

そもそも、カミさんと行くのが間違いだった。






哭声(コクソン)
劇場公開日2017年3月11日
2017102105


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ナ・ホンジンについては、よく知らなくて、國村準が謎の日本人で出演するホラーという情報だけで鑑賞。かなり複雑な話だったのだが、2時間30分を一気に魅せる力はすごい。よすごいなあ、と思ったが、意外と心に残らない。

なんでだろ、と考えてみると、「結局どっちなのか」をうまく見せていることが、逆に「不安、不信感を掻き立てる目的」のためだけに構成され、全編ひっくり返しに終始し、それが逆にひっかりがなくなってしまいうことで、こちらは飽きてしまい、真面目に追っかける気がなくなり、冷めてしまった。

「祈祷」のシーンが一番の盛り上がりとのことのようだが、オレはあのシーンは退屈だった。








スイート17モンスター

劇場公開日2017年月22日
2017102106


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やたら評判がよいようだが、ただの17歳がただ成長するだけの映画。
「17歳のこじれた少女が・・」という触れ込みだが、それなら17歳は大概がこじれているぞ。というか、それは間違いで、17歳はこじれる前で迷っているだけである。主演女優も演技の評価が高いが、素で演じたらいいだけのブサイクさんなので、特筆すべきことはない。











スプリット
劇場公開日2017年5月12日
2017102107


スプリット ブルーレイ DVDセット【Blu-ray】 [ ジェームズ・マカヴォイ ]

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最初の拉致シーンで楽しいのは終わり。
マカヴォイはもっとできる子である。ラストも、もはや精力もオーラもないブルース・ウィリスを引っ張り出して、「『壊れない』あの役」をやらしてどうするの?








パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊

劇場公開日2017年7月1日
2017102108


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1作目以外は観ていないが、いつもこんな感じなんだな、と思えることは下の「トランスフォーマー」と同じように重要なことだなと思った。実際お客さんがそれなりに入るのはそういうこと。そういう映画にガタガタ言うほど子供でない。顔デカのハビエル・バルデムがよかった。だが、さすがに本作で最後なのではないだろか。






トランスフォーマー 最後の騎士王

劇場公開日2017年8月4日
2017102109



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安定のマイケル・ベイ。
これを劇場で観ずに、家で鑑賞する人はどうかしてる。これは世界一稼げる監督マイケル・ベイにしかできないお祭りなのだ。どんなにつまらない前半2時間でも中毒者は楽しめる。










続きはその2でやります。







 

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「スイス・アーミー・マン」ネタバレ 放屁で人生の荒波を乗り越えることが出来るか!?おっさんが本作を見て思い出したのはあの傑作だった!

「スイス・アーミー・マン」
劇場公開日 2017年9月22日

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!!!限りなくネタバレ全開です。また他の作品のネタバレもしています!!!












ダニエル・ラドクリフが死体役、ポール・ダノ演じる青年がその死体を使って無人島から脱出を試みる様を描いた異色のサバイバル劇。(映画コム解説引用)



主人公ハンクは無人島で絶望し、首をつろうとしたら、どざえもんが海辺に。その死体の放屁でジェットスキーさながら、無人島を脱出する。



そう、開始数分で本作の主人公は「妄想含む」現実逃避の若者であることが分かる。




これを言っちゃなんだけど、その時点で、ハンクは「すでに死んでいる」可能性だってあるが、まあ、それはよしとこう。









「スイス・アーミー・マン」











一生懸命ひげを伸ばし、あれほどプリ夫兄さんのフォロワーと化していたのに、ショボイ役しか来ない、できないダニエル・ラドクリフも役者人生に行き詰まっての、死体役、というのが現実とリンクしてハマっているというのもなんだか泣けてくる。放屁しながら、カッコよく海に帰っていく。君はそれでいいのか。ここまでくると自虐行為が清々しい。


ダニエルくんの迷走ホラー

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だが、ここはやはりポール・ダノだろう。


安定のクズ、ポール・ダノ
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現実とも妄想ともおぼつかない、いや間違いなく妄想なんだけど、そのふるまいが第三者にも影響を及ぼす。妄想と対峙して自分を振り返り、そしてちょっとだけ成長する。

そう、これはポール・ダノのあの傑作「ルビー・スパークス」と対になる作品なのだ。本作のエンドロールのスペシャル・サンクスにその脚本家であるゾーイ・カザンの名前もあることからも、多少なりとも影響があったようだ。


↓ ↓ ↓ 関連記事はこちら ↓ ↓ ↓

【婚活成就記念】「ルビー・スパークス」ネタバレ 映画大好き婚活男子にオススメ!!「トリセツ」前に観ておくべき映画。




ただし、大きな違いがある。






あちらは妄想能力の限界を感じ、人間的に成長することで新しい一歩を踏み出せる、という成長ものだったが、本作は徹底して妄想のなかで「鏡である死体」と対峙し、そのうち自分を客観視することでちょっとだけ前向きになれるというものだ。

つまり、他人あって、初めて人は成長するという「ルビー・スパークス」に対し、本作はひたすら自分で完結している。

「ルビー・スパークス」の脚本家ゾーイ・カザンは女性だ。今はどうか知らないが、当時のダノの彼女である。(映画コムによると進行中。)

対して、本作の脚本は監督兼のモテなさそうな男性二人。

2017100704


だから、主人公たちがワイワイしていた場所は、ハナから無人島ではなく、実はストーカーまがいの行為で、相手の近所の海岸で勝手に途方に暮れようとも、勝手に盛り上がろうとも許されるわけだ。




「妄想するのはキモイからやめなさい」、というのと、「徹底して妄想しなさい。放屁するぐらい、なんてことないじゃないか」



たったそれだけの違いだが、カミさんの前以外では、放屁はしたくないのが、今のオレである。







追記

「スイス・アーミー・マン」のタイトル。

序盤のオープニング・タイトルの出る場面は、死者を使って(死んだ気になって)、放屁という恥ずかしい行為でも構わないので突き進む「カッコイイ」シーン。

2017100702

それをカッコイイと思った人はぜひ「ルビー・スパークス」を見て思い直してほしい。

また劇中のラドクリフの万能は、死んだ気になれば、「なんでも」できる、というのがアーミーナイフとひっかけているのだろう。








 

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「ダンケルク」ネタバレ 軒並みノーラン作品が嫌いなおっさんは本作をこう見た!!

ダンケルク
劇場公開日 2017年9月9日

2017092401


クリストファー・ノーランの世間でいうベストって何だろう。

ファンが選ぶノーラン作品ベスト10(しんざん調べ)

1位.「ダークナイト」

2位~5位.該当なし


6位.「メメント」

7位~8位.該当なし

9位.「インセプション」

10位.「インターステラー」




そもそも10作品も監督作あったかすら覚えていないが、はっきり言って、こんな感じか。(「インソムニア」とか、ひどかったなあ)










「ダークナイト」はヒース。



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というオレは、「ダークナイト」自体は全く好きでなく、ノーランの「リアル路線」を鼻で笑ってきたオレからすると「リアル路線」の崩壊が笑える、というか、むしろそれがありがたかった「ダークナイト ライジング」が一番好きだ。

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「ダンケルク」





















ビデオパス












そんなオレなので、本作をあまのじゃくにレビューするしかないわけで、はっきり言って本作に思い入れは全くない。







1).ノーランの、いつものスタンスが嫌い。




今回もリアル路線(笑)の、CGを極力使わない(当たり前だが、全くではない)、といううたい文句が鼻につく。というか、それが作家性や作品のスケールを委縮させていることに知りつつも、開き直っている感があり、まあ、それこそが「作家性」なのかもしれないが。




2).今回も音がうるさい






緊張感?冗談でしょ?


どう見てもただうるさいだけ。本作、はっきりいって毎度のハンス・ジマーの劇伴を取っ払った「無音」のほうがよかったと思う。




突如背後から売ってくるライフル音、海岸沿いの行進の足音、静かな海上の船のエンジン音、遠くから徐々に近づいてくる飛行機の音。

あくまで個人視点の作品で、スケール観は「実写」で撮れる範囲のものなので、音響なんか、ここぞという使い方であるほうがよかったのではないか




3).カットバックが相変わらずうまくいっていない



時間軸の違った視点での展開。これは、彼の持ち味で、しかし実はそうではないと思う。ただ、そういうのが好きなだけにしか見えないほど、緊張感を削ぐことが過去作にも多い。ストーリー自身に自信がなく、時間軸の操作でごまかしてきている点はこれまでもみられる。




4).「プライベートライアン」との比較について



「プライベートライアン」は、良しあしはともかく、「戦場」のリアルを凄惨描写で描き、一方で「ヒロイック」な物語性を持たせたものだった。

その方向から、いやオレはCG使わないから、大スケールな戦争映画作らないよ、とか、いやオレは時間を操るマジシャンだから、ストーリーは上手く書けないけど、複数の違った視点でのヒーローを描くよ、とか言って、それとの勝負から「あからさま」に逃げている。











だから、結果とってもいびつな作品に今回も仕上がっている。












だがそれは、ノーラン自身、やれることをやって作品を作る、という意味で、作家としてのスタンスは素晴らしいということを評価しないといけないのかとも思った。

そう考えると、今回の作品は、2)の「うるさいだけ」がオレにとって大きなマイナス点だけで、ノーラン作品としては、とっても「個人的な思いの詰まった」作品なのだと思うようにオレはなった。

CGを多投しない自身の趣味を貫き、描写はあくまで、個人視点での「戦場」。カットバックは確かに上手くいっていないが、ストーリーに頼らない、「違った視点での個々のヒーロー像」を描こうとしているゆえの、ノーランのこだわりが詰まった「スケールの小ささで描く戦争映画」は十分伝わった。





とにかく、もうハンス・ジマーと組むのやめてほしい。映像作家、という売りの作家であるならば、劇伴を入れないことで得られる緊張感、という表現方法もあるだろう。




追記

「ライジング」の次にこれが好き、というオレもかなりいびつではある。なんだけど、まあ、1日で忘れてしまう程度の内容だけどね。







 

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「エイリアン コヴェナント」ネタバレ 前作「プロメテウス」に不満を持った人こそ必見! 死を目前?ご老人のオマージュ溢れた気配り最新作をおっさんはこう見た!

エイリアン コヴェナント
劇場公開日 2017年9月15日

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!!!!大いにネタバレしていますので、注意してください!!!!












オレ大好きマイケル・ファスベンダー主演、ということからも「プロメテウス」の続編というのが分かる。


↓ ↓ ↓ 男前マイケル・ファスベンダー主演の関連記事はこちら ↓ ↓ ↓
光をくれた人」 ネタバレ 本年度最高の1本!シアンフランスは裏切らない!妊活中のおっさんはこのメロドラマをこう見た!



おなじくリドリー・スコット監督、マイケル・ファスベンダー主演で、リドリー作品でオレが一番のお気に入りがコレ。

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本作、いっそのこと、「エイリアン」シリーズを知らなくてもいいが、「あの」「プロメテウス」は事前に予習必須、という熱烈な映画ファン以外はハードな作品。



しかしおばちゃんノオミ・ラパスの名前はない。あれほど勇んで旅立ったのに。







しかし、それにわけがある。



エイリアン・コヴェナント














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「covenant」とは「契約」とか「聖約」といった、宗教的な意味合いが強いモノのようでこのことを知ってると、今回の話はとても分かりやすく、また登場人物、特にアンドロイド・デヴィッドがずいぶん語ってくれるので、前作の、カットしまくりの本編の反省か、今作はずいぶんわかりやすい



「オジマンディアス」の引用やワーグナーの曲を使ったりして、今作のやりたいことはアンドロイド・デヴィッドにとっての神である人間を滅ぼし、完全なる生命体の「エイリアン」を創造するアンドロイド・デヴィッド(ダビデ)が神になろうとする話だ。


ビデオパス







ただこの創造主がゲテモノ好きの、性的不能者の女好きだったという。





興味深いところはたくさんある。





1.これまでのシリーズへのオマージュ


リドリースコットは過去シリーズについて、なかったようにしている、という評論をみたが、そんなはずがない。
そんな了見の狭い人間であれば、これまで彼の作品群に観るようなバラエティ豊かなジャンルの作品を作ることが出来なかっただろう。


1)エイリアン

もちろん、タイトルフォントや、ゴールドスミスの音楽。高身長のややスコットの趣味を疑うルックスの主人公。そしてのそのタンクトップ姿、そしてエイリアン撃退方法。ただこればっかりはもうちょっと何とかしてほしいが。


やらしいですね

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・・・・うーむ

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2)エイリアン2

あまり本筋とは必要がない、惑星からの脱出における、ゼノモーフ成体とのアクションシーンに「2」のリプリーとクイーンがバトルしたパワーローダー風のクレーンで対抗する。


3)エイリアン3

前作「プロメテウス」の主人公ショウ博士がさっさと死んでしまった(という説明)やエイリアン視点でのカメラワーク。


4)エイリアン4


胞子から母体の遺伝子操作で生まれる白い生体が人型まで大きくなったその姿はリプリーから生まれた新種のエイリアンを少し彷彿させるし、今回のデヴィッドが行った遺伝子操作の研究の描写はグロさ含め「4」を思い出させる。


5)その他ゲームやAVPもあるのか

コヴェナント号内での、エイリアンの動きとか、「エンジニア」の星でのデヴィッドの所業など。


こういうスぺクタル感のある映像はすごい

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菌をまき散らす、この辺の画もとても面白い
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本作の巨人はずいぶん庶民的だ
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2.「2001年宇宙の旅」と「ブレードランナー」


冒頭、白い部屋で人間とアンドロイドとの会話でも想起される「2001年宇宙の旅」では、人間とコンピュータとの対決に人間が勝ち、次への進化に進む話だったが、本作ではアンドロイドが勝ってしまうという。

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しかし「ブレードランナー」の新作も同じようなテーマのようなので、案外「ブレードランナー2049」はもう見なくてもいいのか?と思わせるのは果たしていかがなものか。




3.ちゃんとお約束事として、エッチをしているカップルがヤラれる。





リプリーのあのやらしい下着姿を、前作ではほんのちょっとだけオマージュしていたが、

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本作ではなんとシャワーシーンとエッチシーンがホラー映画としてちゃんとある。


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そもそもエイリアンの頭部や口は男性器、フェイスハガーの口は女性器をを思わせるものとして有名なので、ようやくここでエッチをしているカップルはヤラれるという王道をしっかり見せてくれている。


リドリーはちゃんと「エイリアンはエロい」ということを分かっている。

「1」はリプリーだけでなく、ランバートへの「しっぽ」が妙にやらしく、ちょっとだけしかその再現がなかったのは残念だが。

このしっぽがやらしい

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実はランバートのほうがカワイイ
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リドリー、Sですね
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やばいですね

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やばいです
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やっばいです!!
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やらしい
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・・・・・脱線しました。






総じて、正直、前作と本作、単体としてはあまり面白くはないんだけど、2本続けてみると面白い。


だが、すこし、技巧や暗喩にこだわり過ぎて、映画そのものの謎解きではなくって、YOUTUBEに挙がった「最後の晩餐」や、アンドロイド・ウォルターの映像など、映画の解説に面白味を見いだせる人向けになってしまっているのが、惜しい。





そういう意味では、こだわりのない、日本版のポスターのダサさにガッカリ。

海外の、ロダンの「地獄の門」風のぐっちょぐちょのポスターが素敵だ。

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日本版をリドリーが許可したというが、いっそ「そのあたり」の客層を狙う方が、興行的に良い方向に行くのではないかと思うのだが。


巨人の部屋もなかなかいいです
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結構キツイグロもたくさんあります

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が、やはり本作の最もきついグロはこれか。ああ、おばちゃん・・・・
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また、胞子の病原体の描写も描きすぎ。さらに相変わらずアホな登場人物が数多くいて、緊張感を少々削がれたり、しらけたりもする。

ただし、着陸機の炎上に至るまでの過程や、船長の功を焦る動き、待ってましたのフェイスハガーに至るまでの心理は十分描かれてはいる。

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これはフェイスハガーというバケモノで、そういうものではありません
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ですよね、これがないと、ですよね
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開けろ、くそ!と言われると、開けられません
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追記

つい最近公開した映画「ライフ」。その思考の浅いどんでん返し風のラストなんかよりもはるかに王道のSFホラーのつくりで、かつ衝撃的なラスト。



↓ ↓ ↓ 全然ダメダメなSFホラーの関連記事はこちら ↓ ↓ ↓
ライフ」ネタバレ 新たなる「ライフ」誕生待ちのおっさんでも、こんな「ライフ」は要らない 。





その根底には、「エイリアン」シリーズとしての集大成的な表現とリドリー自身作品の集大成的なところもあり、それを老齢ならではの、テーマをも盛り込む。

ちょっぴりつまらないアクション表現はあるものの、十分意欲的だ。

さすがである。






追記2





あ、エイリアン。今回もちょっと脇役だったな。 
2017091606

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