しんざんの、みんな仲良し映画評!!

ほんとうは仲良しとは程遠い、あまのじゃくな映画評、映画批評、映画評論ブログ 全部ネタバレ。またあまのじゃくゆえ、人によってはまったく受け付けないものもあるよ。もちろん、こっそりオススメもあるよ。

「チャッピー」 赤ちゃんプレイ

チャッピー


ウィーン、ガシャン、ガシャン。

ロボット刑事、の映画、ロボットが出てくる映画のアクションってつまんないよね。
ええ、犯人逃げちまいますよ。

チャッピー

今回のロボットは、そりゃもう、関節ふにゃふにゃに動く、動く。その姿はまさしく、大きいお友達が赤ちゃんプレイをしてるのか如く。
おかげでレディはドン引き。最大の欠点はチャッピーがキモイ、という点。

話題のカットのせいかどうか知らないが、全く緊張感のないアクション、銃撃戦はまさしく「ロボコップ」。
「ロボコップ」を中学生にしてみました、というだけの映画。

アメリカ、っておっさんがいて、コイツが最初にチャッピーを扱いやすい中学生にするんだよね。数いる登場人物のうち、この「アメリカ」ってのがある意味一番「オトナ」なのが面白かったが、ジャックマンに嬉しそうに真っ先に、真っ二つに、ブン捨てられる。

この映画の世界にはオトナはいらないっていう。チャッピーはじめ、開発者2名、ゴロツキ、みんな中学生。

この監督の映画の鑑賞って3本目になるんだけど、中二感に毒気、じゃなくって、毒気を中二感のせいで、むしろ毒抜きしてしまっている、というのがオレの印象。「第9地区」もそうだったんだが、少しも奇をてらった演出はなく、定番のフォーマットを真面目に模写している真面目な中学生、という印象しかないかな。

人体損壊とか、そういうんじゃなく、もっと独自の、ブラックな笑いのセンスが圧倒的に足らない。ラストなんて、本当はもっと笑えなきゃいけないんだけど、まじめな中二感のせいで、くだらない、という印象にとどまっている。

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海賊版のジャケット?? タイトルが、深い!
Chappie-Neill_Blomkamp-Chinese-Poster


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ワーナー・ホーム・ビデオ
2011-04-21




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「君が生きた証」 楽曲のアオさ、気持ち悪さが正しい話ではあるが。

!!いつも以上にネタバレ注意です!!

「君が生きた証」 

劇場公開日2015年2月21日

20150717

この映画、序盤からずっと違和感を付きまとう。
主人公の身の落とし方が明らかに被害者のそれではないからだ。中盤のネタバレまで心持が悪いのは正しい感性。

人を感動させる曲、というのを表現するのは難しい。その意味でこの映画は最もうまい方法で、それを演出していることの「あざとさ」にとりあえず評価。

はっきり言って、楽曲のレベルは低い。さらに歌詞は気持ち悪いほどアオい、ときている。

しかし、これには意味があるのだ。楽曲のレベルの低さと歌詞のアオさは中盤のネタバレで納得させられる。この気持ち悪い歌詞にグラッとくるのが、またしても気持ち悪い兄ちゃん、ということも見逃してはいけない。

こんなガキに「あの曲よかったですよ!!」と言われると正直、困る、ってのはある。
201507172


こういう楽曲を書く人間はちょっと。。。、と暗に示唆している。ただし、このお兄ちゃんを「気持ち悪くない」人間にしていく成長談でもある。

こいつに「あの曲よかったぜ?」って言われると、そりゃまあ、うれしい
201507173



ラストに主人公が一人で事実を明かし、一人で歌うのも、「気持ち悪さ」を親である主人公が一身に受け止めた、ということでもあるのだ。


だがこの映画の欠点は、演出。

省略を引き算、と考えるのは早計で、描かない、という表現は足し算だ。事件の全貌も描かないのはあくまで、主人公の生き様しかこの映画は描くつもりがないわけだが、息子のしたことやその心情は、主人公たちが演奏する曲に少しずつ、しかし間違いなくエスカレートしなければ、主人公の到達する境地へはすんなりと共感できないと俺は思う。

そういう「上手さ」がこの映画になく、省略の演出と非常にバランスが悪い。

もっというと、ラストの独演は「弾き語り」であるべきなのに、余計な音を入れ込んで感動させようとしている。コッテコテの演出過多の典型。序盤でアレンジでドライブ感を曲に与えていく、アレンジのマジックを描いている一方、アレンジで映画を殺しては台無しである。


楽曲のダサさはそれでいい、むしろそうあるべき話だ。だがしかし、妙なところで演出が走りすぎ、その一方、映画的面白さががっつり欠如している。

追記
主人公が音楽好き、広告マンという誰が見ても憧れるおやじ。息子とはうまくいっているようもあった。しかし、そうではなかった。結局、何をどう考えても仕方ないんだよね。

だからこそラストの弾き語りは、余計な音は入れてほしくなかった。受け止めるは観客自身のそれぞれの思い。

残念だが、真摯なようで、実は雰囲気だけの映画、というのがオレの結論。

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「グローリー 明日への行進」 ホントにスピルバーグか黒人でないと撮れなかった映画

「グローリー 明日への行進」

Maroon5の「Lost Stars」にアカデミー主題歌賞を競り勝った、感動曲Common,John Regendの「Glory」から邦題を、ということだろうが、黒人映画を全部グローリーにしてしまうのは、果たしてどれだけの興行効果があるのか、ある意味見もの。。



映画はいわゆる「日本人の知っている」キング牧師のストーリーではない。しかし、アメリカ人ならだれでも知っているはずの「血の日曜日」が主軸のストーリー。

なぜか?とはここでは書かないが、監督のインタヴューでその理由は明らかになっている。

そう、本レヴューのタイトル通りで、以前「それでも夜は明ける」で思ったことが、本作では本当にそういう事情だったという。

とんでもない制限のなか、キング牧師の映画を作ったという熱意にまず敬意を表する。

たとえ、事件から50周年を前にして(全米公開)の、ここでしか、というタイミングはあろうとしてもだ。

一方あまりにその熱意が強すぎて、映画的な面白さがごっそり欠けている、という点はここでは眼を瞑るべきかと思う。

だから、伝記もので、「説明不足」とか「面白味がない」とか「あの事件が描かれていない」「あの・・・」という、そういうレビューに耳を貸してはだめだ。

そういう映画なので、我々日本人ははっきり言って、この映画ちんぷんかんぷんな人が続出するに違いない。少なくともキング牧師の基礎知識をもって臨まないと、普通に作られたドキュメンタリー映画より遥かに退屈になる可能性が高い。

しかし、そういう映画でも楽しむことは必要だ。

・キング牧師の基本知識をもって補完しながら観る
・当時のファッションを楽しむ
・内輪話の、デ・ニーロがオーディションで落ちた理由を勝手に納得してニヤニヤする
・「Glory」で泣く
・さらに上級者はラストの演説を楽しむ(俺には無理だった)

という、とにかく自己責任で観る映画。

追記

とにかく徹底的に娯楽色を出さないようにしている。これは「それでも夜は明ける」の「つくりっぽさ」からの反省なのかもしれない。

デ・ニーロやピットが、あの役やこの役をやったら、と思うと全く違う映画になっただろうし、これはこれで、熱意を押し通した「必要な映画」ということなのだ。

その「必要」いう意味は、本作は「それでも夜は明ける」と正反対な「非暴力」な作品として、まさしくキング牧師を描くべき姿勢として「必要だった」と俺は思っている。

そういう意味で今回のピット氏の働きはとても大きいかもしれない。




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「オンリー・ゴッド」 パイプカット

「オンリー・ゴッド」
劇場公開日2014年1月25日
201507223

「何だこれ?」という感想が大部分を占めていて、オレが「ナニコレ」の状態。


「笑っちゃうぐらい変な映画」って?笑っちゃう、はいいけど、全然変な映画じゃあないと思うけど。

本作は

東洋の神秘に必要以上に傾倒してみちゃった(みちゃった、のニュアンスが重要!)レフン監督が、マザコンで、不能な主人公と、彼も含めて、超卑怯で臆病な白人の侵略を、北野武がバッサバッサ切り捨てる映画。

とにかく白人グループが、徹底的に、バカで卑怯で下劣で臆病に描かれている。

ゴズリング扮するジュリアンもあれだ、ママンへの言い訳づくりで武とタイマンするんだけど、当たり前のように返り討ち。そのあとのジュリアンが武の家を強襲するんだけど、その時の彼の行動がまた、またセコい、精神的に卑怯。

この主人公はとにかく揺らぎまくってんだよね。

ママンが神、とか何とかいう前に、ママンのせいで不能にとか、いやいや、こいつがカスなだけだって。自分がかわいいだけなんだって。

どんだけスター、ゴズリングに肩入れしてるっちゅうねん。

一方の、武は徹底して、揺るがない。彼のカラオケは鎮魂、とか何とかいう前に、「俺の歌を聴けや」という普段の彼のまんまであることに注目したい。


ラスト、ジュリアンがじっと手をみる。
要は自分の〇〇〇だ。

これどうしようかなー、と思ってて、役に勃たないのがわかったところ、パイプカットしてくれる人(これをある意味「神」とも言える)が現れたので、身内を欺き、見事パイプカットできました、というお話でもある。

201507224

めっちゃくちゃ面白い!

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「ウォールフラワー」 We Can Be Heroes Just For One Day

本作の原題は「The Perks of Being a Wallflower]

「壁の花(誰にも気づかれない、ぼっち)でいることの特典」


この「特典」とは何だろうか。

201507221

劇場公開日2013年11月22日

本作の3人の主人公はみな少し「外れている」が、それで自分は「はみ出し者」、とはとんだ自己中心的な人間ばかり。


チャーリー、というのは、作者自身の投影なのだろうか、気持ち悪い。答えをわかっていても、ノートに書き込み、したり顔でいて、挙手をしないなんて、こりゃあ、気持ち悪い。そりゃ、隣の子に気持ち悪がられるって。

この彼が、異母兄妹と出会うのだが、まあ、

「あまーーーーーい」

リアルのかけらもない、ストーリーが始まっていく。

最初のダンスシーンで、もう俺の観る映画ではないと。こんな友達ほしかったかい?こんな人間いないよ。というか、こんな主人公もいないよ。

この「特典」とは、「ぼっち」だからこそ見えるもの。それをはぐくめ、みたいな感じで、どうもセラピーくさい解釈だが、そんな感じだろう。

ただ、それは「ぼっち」じゃなくても、見えるもの。とりあえず、今を、今日を生きましょう。それこそが、リアルな特典。そしたら、こんな映画観なくて済む。


追記

ここまで書いて、ボウイのこの「Heroes」の歌詞、「We Can Be Heroes Just For One Day」「刹那的に1日だけヒーローになれる」とばかり思っていたが、その1日だけを一生懸命に生きろ、その1日とは、今日であり、明日であり、毎日のことなのだ。

つまり、一生懸命毎日を生きることで初めて、ヒーローになれるのだ、


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