しんざんの、みんな仲良し映画評!!

ほんとうは仲良しとは程遠い、あまのじゃくな映画評、映画批評、映画評論ブログ 全部ネタバレ。またあまのじゃくゆえ、人によってはまったく受け付けないものもあるよ。もちろん、こっそりオススメもあるよ。

「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」 「マミーポルノ」とかいうもの

「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」
劇場公開日2015年2月13日

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そもそも、これ、評価とかする映画じゃあないよね。じゃあ、何を見に行くのかと言ったら、

1)
マミーポルノ
2)
音楽

3)
冒険
4)
脇の下

あたりが見どころになるかと。

1)
マミーポルノ

トリアーの「ニンフォマニアック」はマミーじゃないのは、「トリアー」だから、と原作、配給力、にほかならないのだが、かつての「ナインハーフ」のノリで行くのが一番。

本作、明らかに80年代のノリな音楽の使い方やセレブ感が「ナインハーフ」のフォロワー的に作られており、そのノスタルジック感はそれとして認めないといけない。「ナインハーフ」の気持ちで、そう、だからこそ、中身を期待して見に行く映画では決してない。

20150719

2)
音楽

若い人には「ナインハーフ」のノスタルジックはなく、ハーフっつたら、間違って「フォックスキャッチャー」を見に行くことになるので、音楽をおさえていくことがいい。

あまりにカヴァーが多すぎて、すっかりMarilyn Mansonの持ち歌かと思ってた、Annie Lennoxが歌う「I Put A Spell On You」というベタなオープニングから始まり、初絡みに流れるのがSia、という勃つものも勃たない選曲にげんなり苦笑いし、Ellie Gouldingの「Love Me Like You Do」が流れるヘリのシーンで爆笑度はMAXに。

Beyonce
など、サントラとしてのまとまりは十分。それを踏まえて笑いどころを抑えていくと、ぐっと楽しめる。




3)
「冒険」

そう、R15なので、高校生はちょっとした冒険になるだろう。「ホビット」「ハリポ」どころのアドベンチャーでなく、人生を左右する冒険が待っている。

オレにとって「ナインハーフ」は雨の中の路地裏Hがオレの人生を狂わし、デートコースは必ず路地裏だ、というのは嘘だ。

だが、真っ黒くろすけのせいで、逆に卑猥度が増していることに、関係者は理解しているのだろうか?いっそカットしてしまっても、大勢に影響がないのが、マミーポルノ。だが、そうするとこの映画、何も残らなくなるな。はっはっは。

4)
「脇の下」

ドーナンはいちいち、ダコタの脇の下を観客に見せてくれる。良いセレブだ。

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「ジュピター」 「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」を観れなくても、こっちは観れるね

「ジュピター」

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「マトリックス」のいつまでも、くだらない幻影を追いかけ、「クラウドアトラス」に勝手な妄想を抱いた者どもをぶちのめす、「スピードレーサー」のコミカル演出再び、の
漫画大好きコンビのお姉さんの「乙女の妄想」全開の超娯楽作。

だって、ウォシャウスキー兄弟でなく、ウォシャウスキー「姉弟」だもん。乙女全開なのは、火を見るよりも明らかである。

はっきりいって、「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」となんら変わりがない。

そこを踏まえてみると、もう楽しい、楽しい。

男子からすると、とりあえず久々の下世話なスペースオペラである。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」は毒がなさすぎるんだよな。


しかし、それはそれとして、本作の決定的な個性はそこではない。


いいと思います!!
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実は私は選ばれたコ、の設定をベースに、対する宇宙人は、よってたかって主人公を、一人は同性から、綺麗ねえと若さを羨ましがれ、一人は求婚、最後の一人は母性をくすぐらせるマザコン、という。さんざん、ママーって言わせといて、あんたなんて私の子じゃないわ、なんて、まあ、ステキ。エディ・レッドメインのキャラ設定もとにかく楽しい。

また、王子様でなく、ボディガードな番犬は、犬耳の男子で、お姫様抱っこなサーフというか、スケーティングという、キラキラ感と、筋肉バカテイタムの似合わなさ感、そのアンバランス感に笑いをこらえるのが精一杯である。おまけに最後はツ・バ・サ<3

もう乙女の願望、フルコースである。

テイタムは先に「フォックスキャッチャー」を見てしまっているからなおさら笑いが止まらない。このひと、いいわあ。

違った!?違わない?
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ミラ・クニスの便器掃除姿もいい。第一この映画、お姫さまだって便器掃除をする、という「家事手伝い推奨映画」としての価値もある。


大冒険のあとは、家族も、地球も、便器も大事だよ、という。
映画を見た後の現実への切り替えも促すことも忘れていない。素晴らしい。

ペ・ドゥナの登場、ショーン・ビーンの定番キャラ、中盤の「未来世紀ブラジル」ぽさ、などの

「うっふん、なんでも突っ込んでぇ」なサービス精神はまさしく「オ・ネ・エ」。


唯一の欠点は、クニスが若干トウが立っている点。とはいえ、政略結婚のシーンの美しさおよび「コレコレ!」な展開は最高である。

これをダサイというか、キラキラ☆と思うかはお任せします。
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追記

今年もはや4か月。今年はどうも小粒感が漂い、「フォックスキャッチャー」以外にグっとくるのがないなあ、と思ってたら、キましたねえ。

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「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」 金の匂いがしないな

「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」
劇場公開日2014年5月30日

2014年前半、個人的にもっとも観たかった映画。


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コーエン兄弟新作、音楽映画、カンヌ受賞、黒髪のキャリー・マリガン、ティンバーレイクの歌、オスカー、と言ってもアカデミーのほうで、賞レースからの完全無視、カンヌから1年経っての公開、SHIPSコラボ、そして、愛しき猫。

結論から言うと、予想を全く外さない、地味ーっな映画。

主人公ルーウィンはカス野郎である。音楽に対して真摯な、とも決して言えず、将来の展望もなく、その場しのぎの小銭に手を伸ばす。やりたいようにやっている、というよりか、踏ん切りが、落としどころが自分でもどうつけていいのかわかっていないのだろう。

それは、歌を仕事でやっていて、余興では歌わない、といいつつも、自分のレコードを売り込むときに、その選曲はないだろう、な歌を歌う。

そりゃ、「金の匂いがせんな」と言われる。

そんなだから不必要に周りの人間との口論は絶えない。

だが、不思議と周りの人間はこのカス野郎を優しく、あるいは厳しくとも迎い入れる。

彼はネコとともに行動するのだが、猫との自立的な訣別は彼のこれまでの生き方との決別を意味するのだが、彼自身が猫の象徴であり、猫が再び彼の生活圏に現れると、また彼は猫化するのである。

そうやって、ルーウィンのストーリーは繰り返される。

本作、フォークソングが聞ける人には楽しく観れる映画だと思うが、そうでない人には地味すぎて、つらいかもしれない。画面的なハイライトは全部ティンバーレイクがらみだし。

ティンバーレイク、かっこいいです。曲も好きです。でもこの絵はマリガンさんに釘付けですね
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だが、これはカス野郎が、さんざん女性に罵倒されつつも、仕事がちょっといい感じにこなしつつも、そもそもの負の連鎖からは抜け出せず、翻弄するも、ゴミみたいなプライドのせいですべてパーにするも、なぜか、愛され、という、俗に世にいう「愛すべきダメ男」をちゃんと「愛すべき男」として描けてる映画、としてみるとかなり楽しく観れると思う。

たいがいは、そんなカス野郎を愛すべき、というと嘘くささが匂って来るものだ。

そうなっていない理由は、それに一役どころか、すべてを担っていると言ってもいいのが、連れ添う猫の存在があり、ルーウィンとうまく重ねることに成功しているからだ。

チョーーーーカワエエ!!
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この抜けそうで抜けない感がたまりません
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確かに地味で、金の匂いがしないので、この映画自体の公開の遅れの理由はそのあたりなのかもしれない。

だがしかし、そのかわり猫の匂いはしっかりする。

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「アメリカン・スナイパー」 傑作反戦映画「ハートロッカー」の先を行く映画だが、着地点は「ランボー」で経験済み。

「アメリカン・スナイパー」

劇場公開日2015年2月21日





クリス・カイル氏が亡くなって2年。という現実がごく最近の出来事であったとしても、このテーマを取り扱うのは若干出遅れ感はある。
そう、肌触りは違えど、「フルメタル・ジャケット」に思った、出遅れ感を感じる。

出遅れ感が映画のデキを決めることは決してないとは思っているが、「いまさら」「いいとこどり」と感じる場合はやはりそれだけ損をしている。

本作、「ハートロッカー」をプロパガンダと言っている、ものすごーーーく勘違いをしている観客のために、わざわざ分かりやすく、一方「ローンサバイバー」というこれこそ、まさしく、ザ・プロパガンダ映画を、反戦映画と勘違いしている観客のために、着地点はオレらおなじみの「ランボー」という、より分かりやすい「ヒーロー映画の皮をかぶったアンチヒーロー反戦映画」。

題材が真摯なのに出遅れ感を感じるのは、すでに「ハートロッカー」という、これより先に一人の男にまじめに向き合った反戦映画の決定版が出ているからだ。

そのうえ、実話をもとに、他の娯楽作のおそらく「いいところどり」した感がさらにずるさを感じる。無音のエンドロールなど、やりすぎ。

イーストウッド監督のアクション映画にはオレは昔から興味がない。実際、本作もアクション的なシーンは妙に娯楽よりなくせに、絵自体は本当に単調である。敵対するスナイパーとのやり取りは、明らかに娯楽よりだが、なんとも絵も緊迫感もなく退屈。また銃撃戦真っ最中に電話するシーンなんて、要るか??

最悪なのはクライマックス。いくらなんでも描き方がバカすぎる。特に射撃後の逃亡劇。帰国後の描写もあまりに分かりやすく描き過ぎ。実話だといっても、こりゃいくらなんでも。

むしろ、主人公のちょっくら行ってくるぜ感のほうがとても悲しく、恐ろしい。銃を握ることでの心の平穏は悲しいことだ。戦争は悲劇だ。

それでも彼は、彼にしかできないことを、彼が実践できているという絶対的な事実。それはだれも決して否定できない。

それゆえの心の崩壊が、彼自身でなく、むしろ救った者たちからより如実に表れることの恐ろしさ。その点はまさしく傑作反戦映画「ハートロッカー」の先に行く映画であることは違いないし、その着地点は我々はすでに「ランボー」という傑作でも経験している。

それゆえ、本作の出遅れ感といいところどり感が、拭えない。


追記
赤ちゃん問題

どうでもいいじゃん。

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「アメリカン・ギャングスター」 トニー・モンタナをデンゼルが演じたら、みんな「優しい」って言うのだろうか

「アメリカン・ギャングスター」
劇場公開日2008年2月1日

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リドリー・スコットが、弟トニーの盟友デンゼルを起用し、今ではすっかり、うんざりが始まりつつあったラッセル・クロウとの組み合わせで実現した、初の正統ギャング映画。

が、その豪華キャストおよびスタッフにもかかわらず、ギャング映画史にその名を残す作品となっているか、と言われるとそうでもない、非常に影の薄い作品。

本作、実話ゆえ、とんでもない密輸ルートを平気でネタバレする宣伝と評論、レビュー、そして本作の純度100%の麻薬の「入れ物」をきちんと描くことに遠慮があり、ストーリー的にも、絵的にも燃えるものがないのだ。

リドリーはなぜか好んで、ネタの割れている歴史ものや現代史を扱うが、映画的なカタルシスを一方で失って、どうもお手軽な映像化、凝るのは絵画的な映像のみ、という印象が拭えない。

ギャング映画という点では、言うまでもなくスコセッシの「グッド・フェローズ」にそっくりで、よせばいいのに、音楽の使い方までそっくり。

もっと言うと、マイケル・チミノの「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」にも。(ちなみに「イヤー・」はこの事件に若干人種差別的にストーリーを稿こしたのかのように見える))

本作の最も他の作品群と差別化をしなければいけないのが、「黒人による自虐商売を、という黒人映画」である、という点であるはず。

主人公フランク・ルーカスのやってることは、事業家、というより、黒人が、他人種に搾取されるぐらいなら、他人種に子供をヤク漬けにされるくらいなら、オレがやったるわ、という風にしか見えず、同種の商売仲間や商売敵にも徹底して冷酷。

おまけに、自分の身近の若者が、金が無いため出征し、死んでもつれて帰る誠意に付け込んでの麻薬ルートである。

単なる極悪人じゃねえか。頭が極悪に切れる黒人、ということ。それをデンゼルが演じる、ということで「優しい」という、その見方になる人が多い。しかし、その所業をみれば、その意見がどこから来るのか、さっぱりわからない。

母親すらすっかり騙されかかる、その笑顔。本作の極悪デンゼルの名演こそ、ここにある。本作の最大の欠点は、それなのにその「うますぎる笑顔」を観客に誤解されている、という点。

ダメないとこや、ジュッシュ・ブローリン、アーマンド・アサンテなど、キャラ的にずいぶん面白いのがいるが、クロウのほうが大して面白くないのに長くなっているせいで、全体的に、やっぱおもろない、という結論。


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