しんざんの、みんな仲良し映画評!!

ほんとうは仲良しとは程遠い、あまのじゃくな映画評、映画批評、映画評論ブログ 全部ネタバレ。またあまのじゃくゆえ、人によってはまったく受け付けないものもあるよ。もちろん、こっそりオススメもあるよ。

「スイス・アーミー・マン」ネタバレ 放屁で人生の荒波を乗り越えることが出来るか!?おっさんが本作を見て思い出したのはあの傑作だった!

「スイス・アーミー・マン」
劇場公開日 2017年9月22日

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!!!限りなくネタバレ全開です。また他の作品のネタバレもしています!!!












ダニエル・ラドクリフが死体役、ポール・ダノ演じる青年がその死体を使って無人島から脱出を試みる様を描いた異色のサバイバル劇。(映画コム解説引用)



主人公ハンクは無人島で絶望し、首をつろうとしたら、どざえもんが海辺に。その死体の放屁でジェットスキーさながら、無人島を脱出する。



そう、開始数分で本作の主人公は「妄想含む」現実逃避の若者であることが分かる。




これを言っちゃなんだけど、その時点で、ハンクは「すでに死んでいる」可能性だってあるが、まあ、それはよしとこう。









「スイス・アーミー・マン」











一生懸命ひげを伸ばし、あれほどプリ夫兄さんのフォロワーと化していたのに、ショボイ役しか来ない、できないダニエル・ラドクリフも役者人生に行き詰まっての、死体役、というのが現実とリンクしてハマっているというのもなんだか泣けてくる。放屁しながら、カッコよく海に帰っていく。君はそれでいいのか。ここまでくると自虐行為が清々しい。


ダニエルくんの迷走ホラー

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だが、ここはやはりポール・ダノだろう。


安定のクズ、ポール・ダノ
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現実とも妄想ともおぼつかない、いや間違いなく妄想なんだけど、そのふるまいが第三者にも影響を及ぼす。妄想と対峙して自分を振り返り、そしてちょっとだけ成長する。

そう、これはポール・ダノのあの傑作「ルビー・スパークス」と対になる作品なのだ。本作のエンドロールのスペシャル・サンクスにその脚本家であるゾーイ・カザンの名前もあることからも、多少なりとも影響があったようだ。


↓ ↓ ↓ 関連記事はこちら ↓ ↓ ↓

【婚活成就記念】「ルビー・スパークス」ネタバレ 映画大好き婚活男子にオススメ!!「トリセツ」前に観ておくべき映画。




ただし、大きな違いがある。






あちらは妄想能力の限界を感じ、人間的に成長することで新しい一歩を踏み出せる、という成長ものだったが、本作は徹底して妄想のなかで「鏡である死体」と対峙し、そのうち自分を客観視することでちょっとだけ前向きになれるというものだ。

つまり、他人あって、初めて人は成長するという「ルビー・スパークス」に対し、本作はひたすら自分で完結している。

「ルビー・スパークス」の脚本家ゾーイ・カザンは女性だ。今はどうか知らないが、当時のダノの彼女である。(映画コムによると進行中。)

対して、本作の脚本は監督兼のモテなさそうな男性二人。

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だから、主人公たちがワイワイしていた場所は、ハナから無人島ではなく、実はストーカーまがいの行為で、相手の近所の海岸で勝手に途方に暮れようとも、勝手に盛り上がろうとも許されるわけだ。




「妄想するのはキモイからやめなさい」、というのと、「徹底して妄想しなさい。放屁するぐらい、なんてことないじゃないか」



たったそれだけの違いだが、カミさんの前以外では、放屁はしたくないのが、今のオレである。







追記

「スイス・アーミー・マン」のタイトル。

序盤のオープニング・タイトルの出る場面は、死者を使って(死んだ気になって)、放屁という恥ずかしい行為でも構わないので突き進む「カッコイイ」シーン。

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それをカッコイイと思った人はぜひ「ルビー・スパークス」を見て思い直してほしい。

また劇中のラドクリフの万能は、死んだ気になれば、「なんでも」できる、というのがアーミーナイフとひっかけているのだろう。








 

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「ダンケルク」ネタバレ 軒並みノーラン作品が嫌いなおっさんは本作をこう見た!!

ダンケルク
劇場公開日 2017年9月9日

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クリストファー・ノーランの世間でいうベストって何だろう。

ファンが選ぶノーラン作品ベスト10(しんざん調べ)

1位.「ダークナイト」

2位~5位.該当なし


6位.「メメント」

7位~8位.該当なし

9位.「インセプション」

10位.「インターステラー」




そもそも10作品も監督作あったかすら覚えていないが、はっきり言って、こんな感じか。(「インソムニア」とか、ひどかったなあ)










「ダークナイト」はヒース。



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というオレは、「ダークナイト」自体は全く好きでなく、ノーランの「リアル路線」を鼻で笑ってきたオレからすると「リアル路線」の崩壊が笑える、というか、むしろそれがありがたかった「ダークナイト ライジング」が一番好きだ。

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「ダンケルク」





















ビデオパス












そんなオレなので、本作をあまのじゃくにレビューするしかないわけで、はっきり言って本作に思い入れは全くない。







1).ノーランの、いつものスタンスが嫌い。




今回もリアル路線(笑)の、CGを極力使わない(当たり前だが、全くではない)、といううたい文句が鼻につく。というか、それが作家性や作品のスケールを委縮させていることに知りつつも、開き直っている感があり、まあ、それこそが「作家性」なのかもしれないが。




2).今回も音がうるさい






緊張感?冗談でしょ?


どう見てもただうるさいだけ。本作、はっきりいって毎度のハンス・ジマーの劇伴を取っ払った「無音」のほうがよかったと思う。




突如背後から売ってくるライフル音、海岸沿いの行進の足音、静かな海上の船のエンジン音、遠くから徐々に近づいてくる飛行機の音。

あくまで個人視点の作品で、スケール観は「実写」で撮れる範囲のものなので、音響なんか、ここぞという使い方であるほうがよかったのではないか




3).カットバックが相変わらずうまくいっていない



時間軸の違った視点での展開。これは、彼の持ち味で、しかし実はそうではないと思う。ただ、そういうのが好きなだけにしか見えないほど、緊張感を削ぐことが過去作にも多い。ストーリー自身に自信がなく、時間軸の操作でごまかしてきている点はこれまでもみられる。




4).「プライベートライアン」との比較について



「プライベートライアン」は、良しあしはともかく、「戦場」のリアルを凄惨描写で描き、一方で「ヒロイック」な物語性を持たせたものだった。

その方向から、いやオレはCG使わないから、大スケールな戦争映画作らないよ、とか、いやオレは時間を操るマジシャンだから、ストーリーは上手く書けないけど、複数の違った視点でのヒーローを描くよ、とか言って、それとの勝負から「あからさま」に逃げている。











だから、結果とってもいびつな作品に今回も仕上がっている。












だがそれは、ノーラン自身、やれることをやって作品を作る、という意味で、作家としてのスタンスは素晴らしいということを評価しないといけないのかとも思った。

そう考えると、今回の作品は、2)の「うるさいだけ」がオレにとって大きなマイナス点だけで、ノーラン作品としては、とっても「個人的な思いの詰まった」作品なのだと思うようにオレはなった。

CGを多投しない自身の趣味を貫き、描写はあくまで、個人視点での「戦場」。カットバックは確かに上手くいっていないが、ストーリーに頼らない、「違った視点での個々のヒーロー像」を描こうとしているゆえの、ノーランのこだわりが詰まった「スケールの小ささで描く戦争映画」は十分伝わった。





とにかく、もうハンス・ジマーと組むのやめてほしい。映像作家、という売りの作家であるならば、劇伴を入れないことで得られる緊張感、という表現方法もあるだろう。




追記

「ライジング」の次にこれが好き、というオレもかなりいびつではある。なんだけど、まあ、1日で忘れてしまう程度の内容だけどね。







 

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「エイリアン コヴェナント」ネタバレ 前作「プロメテウス」に不満を持った人こそ必見! 死を目前?ご老人のオマージュ溢れた気配り最新作をおっさんはこう見た!

エイリアン コヴェナント
劇場公開日 2017年9月15日

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!!!!大いにネタバレしていますので、注意してください!!!!












オレ大好きマイケル・ファスベンダー主演、ということからも「プロメテウス」の続編というのが分かる。


↓ ↓ ↓ 男前マイケル・ファスベンダー主演の関連記事はこちら ↓ ↓ ↓
光をくれた人」 ネタバレ 本年度最高の1本!シアンフランスは裏切らない!妊活中のおっさんはこのメロドラマをこう見た!



おなじくリドリー・スコット監督、マイケル・ファスベンダー主演で、リドリー作品でオレが一番のお気に入りがコレ。

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本作、いっそのこと、「エイリアン」シリーズを知らなくてもいいが、「あの」「プロメテウス」は事前に予習必須、という熱烈な映画ファン以外はハードな作品。



しかしおばちゃんノオミ・ラパスの名前はない。あれほど勇んで旅立ったのに。







しかし、それにわけがある。



エイリアン・コヴェナント














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「covenant」とは「契約」とか「聖約」といった、宗教的な意味合いが強いモノのようでこのことを知ってると、今回の話はとても分かりやすく、また登場人物、特にアンドロイド・デヴィッドがずいぶん語ってくれるので、前作の、カットしまくりの本編の反省か、今作はずいぶんわかりやすい



「オジマンディアス」の引用やワーグナーの曲を使ったりして、今作のやりたいことはアンドロイド・デヴィッドにとっての神である人間を滅ぼし、完全なる生命体の「エイリアン」を創造するアンドロイド・デヴィッド(ダビデ)が神になろうとする話だ。


ビデオパス







ただこの創造主がゲテモノ好きの、性的不能者の女好きだったという。





興味深いところはたくさんある。





1.これまでのシリーズへのオマージュ


リドリースコットは過去シリーズについて、なかったようにしている、という評論をみたが、そんなはずがない。
そんな了見の狭い人間であれば、これまで彼の作品群に観るようなバラエティ豊かなジャンルの作品を作ることが出来なかっただろう。


1)エイリアン

もちろん、タイトルフォントや、ゴールドスミスの音楽。高身長のややスコットの趣味を疑うルックスの主人公。そしてのそのタンクトップ姿、そしてエイリアン撃退方法。ただこればっかりはもうちょっと何とかしてほしいが。


やらしいですね

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・・・・うーむ

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2)エイリアン2

あまり本筋とは必要がない、惑星からの脱出における、ゼノモーフ成体とのアクションシーンに「2」のリプリーとクイーンがバトルしたパワーローダー風のクレーンで対抗する。


3)エイリアン3

前作「プロメテウス」の主人公ショウ博士がさっさと死んでしまった(という説明)やエイリアン視点でのカメラワーク。


4)エイリアン4


胞子から母体の遺伝子操作で生まれる白い生体が人型まで大きくなったその姿はリプリーから生まれた新種のエイリアンを少し彷彿させるし、今回のデヴィッドが行った遺伝子操作の研究の描写はグロさ含め「4」を思い出させる。


5)その他ゲームやAVPもあるのか

コヴェナント号内での、エイリアンの動きとか、「エンジニア」の星でのデヴィッドの所業など。


こういうスぺクタル感のある映像はすごい

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菌をまき散らす、この辺の画もとても面白い
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本作の巨人はずいぶん庶民的だ
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2.「2001年宇宙の旅」と「ブレードランナー」


冒頭、白い部屋で人間とアンドロイドとの会話でも想起される「2001年宇宙の旅」では、人間とコンピュータとの対決に人間が勝ち、次への進化に進む話だったが、本作ではアンドロイドが勝ってしまうという。

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しかし「ブレードランナー」の新作も同じようなテーマのようなので、案外「ブレードランナー2049」はもう見なくてもいいのか?と思わせるのは果たしていかがなものか。




3.ちゃんとお約束事として、エッチをしているカップルがヤラれる。





リプリーのあのやらしい下着姿を、前作ではほんのちょっとだけオマージュしていたが、

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本作ではなんとシャワーシーンとエッチシーンがホラー映画としてちゃんとある。


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そもそもエイリアンの頭部や口は男性器、フェイスハガーの口は女性器をを思わせるものとして有名なので、ようやくここでエッチをしているカップルはヤラれるという王道をしっかり見せてくれている。


リドリーはちゃんと「エイリアンはエロい」ということを分かっている。

「1」はリプリーだけでなく、ランバートへの「しっぽ」が妙にやらしく、ちょっとだけしかその再現がなかったのは残念だが。

このしっぽがやらしい

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実はランバートのほうがカワイイ
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リドリー、Sですね
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やばいですね

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やばいです
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やっばいです!!
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やらしい
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・・・・・脱線しました。






総じて、正直、前作と本作、単体としてはあまり面白くはないんだけど、2本続けてみると面白い。


だが、すこし、技巧や暗喩にこだわり過ぎて、映画そのものの謎解きではなくって、YOUTUBEに挙がった「最後の晩餐」や、アンドロイド・ウォルターの映像など、映画の解説に面白味を見いだせる人向けになってしまっているのが、惜しい。





そういう意味では、こだわりのない、日本版のポスターのダサさにガッカリ。

海外の、ロダンの「地獄の門」風のぐっちょぐちょのポスターが素敵だ。

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日本版をリドリーが許可したというが、いっそ「そのあたり」の客層を狙う方が、興行的に良い方向に行くのではないかと思うのだが。


巨人の部屋もなかなかいいです
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結構キツイグロもたくさんあります

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が、やはり本作の最もきついグロはこれか。ああ、おばちゃん・・・・
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また、胞子の病原体の描写も描きすぎ。さらに相変わらずアホな登場人物が数多くいて、緊張感を少々削がれたり、しらけたりもする。

ただし、着陸機の炎上に至るまでの過程や、船長の功を焦る動き、待ってましたのフェイスハガーに至るまでの心理は十分描かれてはいる。

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これはフェイスハガーというバケモノで、そういうものではありません
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ですよね、これがないと、ですよね
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開けろ、くそ!と言われると、開けられません
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追記

つい最近公開した映画「ライフ」。その思考の浅いどんでん返し風のラストなんかよりもはるかに王道のSFホラーのつくりで、かつ衝撃的なラスト。



↓ ↓ ↓ 全然ダメダメなSFホラーの関連記事はこちら ↓ ↓ ↓
ライフ」ネタバレ 新たなる「ライフ」誕生待ちのおっさんでも、こんな「ライフ」は要らない 。





その根底には、「エイリアン」シリーズとしての集大成的な表現とリドリー自身作品の集大成的なところもあり、それを老齢ならではの、テーマをも盛り込む。

ちょっぴりつまらないアクション表現はあるものの、十分意欲的だ。

さすがである。






追記2





あ、エイリアン。今回もちょっと脇役だったな。 
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「ベイビー・ドライバー」ネタバレ 分かっちゃいたけど、もう無理!エドガー・ライト嫌いのおっさんは本作をこう見てしまった!(ああ、また見てしまったよ)

「ベイビー・ドライバー」
劇場公開日 2017年8月19日

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!!ファンの人、すいません、モウレツにけなしています!!


















エドガー・ライト監督


面白かった程度はそこそこの「ショーン・オブ・ザ・デッド」。

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他人のふんどしで相撲をとっただけの「ホットファズ」。

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音楽センスゼロの、ひとつも面白くない「スコット・ピルグリム」。

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ホモネタ2人主演の、ライトではない、別監督が撮った傑作「宇宙人ポール」。

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唯一の笑いどころのホモネタを封印した暴挙作「ワールズ・エンド」。

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ライト監督降板で俄然見る気になり、実際面白かった「アントマン」。

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世間の評価とは真反対に、この監督ほど、つまらない作品を作り続けているものもいない。どうみても、一部の評価につられ過ぎ。



おいおい、オレもほぼほぼ観ちゃっているじゃないか。




そんなエドガー・ライトがカーアクションを撮ったという。どうやら逃がし屋のドライバーのお話だという。






ああ、はいはい、今度はあの辺のふんどしを履くのか。


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「ベイビー・ドライバー」

















ビデオパス







オープニング。

いきなりリアリティゼロの銀行強盗からスタートする。主人公ベイビーのイヤホンの曲が劇伴となる。これが微妙に画面のアクションとずれてて、気持ち悪いし、やかましい。


エドガー・ライトは「スコット・ピルグリム」の時も思ったが、音楽センスはかなりひどいことをここで確信。


こんな出来損ないのミュージックビデオ。もう、どこが斬新なのか。

どうかしている。




序盤のカーアクションも車のCMどまり。まったく勘弁してよ。



テレビの音や手話がBGMとリンクしているのかと思えば、途中でまったく関係なくなるし、いちいちイライラさせる。



もう何がしたいのか。頭痛がひどくなる。



園子温の「TOKYO TRIBE」のほうがよっぽど、ノリがイイ、というお粗末さ。

全編、同じような曲調のモノを垂れ流し、クライマックスは、歌詞とは全くリンクしていない「ブライトン・ロック」というダサさ。アクションも全然三味線ギターとリンクしていない恥ずかしさ。

そのまえの銃撃戦もひどく退屈。

エドガー・ライトの趣味なのか、顔立ちが「スコット・ピルグリム」のマイケル・セラの系統で、これまた気持ち悪い。
まあ、それは置いておいても、主人公のキャラ設定がとにかくブレブレなのである。



そもそも耳鳴りの設定が大して意味をなしていない。



本作の唯一の良い点は、終始やかましいので、ポップコーンでなく、せんべいを持ち込んでも他の観客の迷惑にならないぐらいか。




ジェイミーFOXXXXXのダサイ恰好はまだちょっと笑ける。











追記

タランティーノと何が違うのかな、とちょっと考えてみた。パクリとかオマージュとかという意味では両者変わらないかもしれないが、他人のふんどしで相撲をとっている感がライトの方にあるのは、おそらく圧倒的にタランティーノのほうがたくさん映画を観ているからだろう。




 

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「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」ネタバレ 「荒木」と「三池」の「奇妙」な「冒険」はそこにあるのか?いち映画ファンのおっさんは本作をこう見た!!

「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」
劇場公開日 2017年8月4日


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荒木飛呂彦氏の原作である漫画「ジョジョ」を日本の商業映画において、もっとも自由に撮れる三池崇史が撮る、という。以前、「無限の住人」のレビューでも書いたが、三池崇史にとって、漫画原作こそ真骨頂、と思っている俺からすると、「『観れる』映画以上、名作以下」ぐらいのモノになる、とは思っていた。


↓ ↓ ↓ 関連記事はこちら ↓ ↓ ↓

「無限の住人」 ネタバレ キムタクはキムタク?キムタクで何が悪い!キムタク自身にはまるで興味がなかったおっさんは本作をこう見た!

「テラフォーマーズ」ネタバレ 原作のダメさを笑いと人脈で乗り越える邦画最高峰のSF映画



本来なら、この組合わせは、何らかの化学反応がおこるものだ。あのつまらない原作「テラフォーマーズ」をあそこまで面白く観れる映画に仕立て上げてしまうのが三池だ。

唯一の不安は「原作ファン」の存在。

映画「ジョジョ」への期待、あるいは評価、とはどうも「世界観の『再現』」らしい。そしてこのファンの数は「テラフォーマーズ」「無限の住人」の比ではない。

映画は誰に向けてに作られるのか?本来はお客さんのためだが、作り手自身のため、というのもあろう。

だが、「お金を出した人のため」という側面も当然ある。


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これはマズイ。

そこに「荒木」の「三池」の「黄金の心」は宿るのか?



















「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」













ここから先は、原作ファンも、そして三池ファンも読まないほうがイイです。いち映画ファンとしての戯言だと思ってほしい。






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ビデオパス




荒木飛呂彦氏も三池監督もこれまでの作品群で、ファンの顔色を窺ったり、人気取りの行動を行ったことがない、とは決して言わない。

だが、本作は作り手が「模写」や「雰囲気」に力を注力し、ファンの顔色をうかがうような作品に「しようとしている」結果になった。荒木氏と三池氏の組み合わせでこの結果は最悪だ。

だが、この作品を見て「まあまあ」という評価を下す「原作ファン」も「映画ファン」もどうかと思う。




今のところ、好評な部分について、すべて逆の意見を言おうと思う。できるだけ原作との比較でなく、映画単体で話そう。




1)俳優とキャラクターについて

神木隆之介の高校生はもう無理。伊勢谷友介細すぎ。

まあ、「コスプレ」と「スタンドの力」という意味ではこの辺はどうでもよいかもしれない。ただし山田孝之の「アンジェロ」がひどい。もっと変態の役でこそ、「アンジェロ」であり、「山田孝之」では。



2)舞台について


オレからすると杜王町は純日本の風景を持つ街だと思っている。だからこそのヤンキーの街であり、日常の中に恐怖が潜み、その日常の生活を守るために、少年たちが悪と戦う。という話だ。

日本ではないどこか、である必要は全くないし、むしろ逆だ。


第一わざわざ海外ロケに行ったところ、大して背景役に立ってない。どうにも「予算確保」にしか見えない。



3)ストーリー

本作、「最初の掴み」が悪すぎる。そして「一見さんお断り」というか、「一見さん来たらラッキー!でも不親切でごめんなさいね」という半分詐欺まがいなつくり。

だが、そもそも原作も本作のあたりは、設定がかなりいい加減だし、盛り上がらない。ラストが変わっててどうのこうの、言うより、全編、ひねりが何もないので、こちらは登場人物の初登場場面でニヤニヤするだけ。

ファンが「ただ後追いするのみ」のストーリーで、最悪。



4)映像と音楽

CGのアラをごまかすためか、全編画面が暗い。この暗さは原作第4部のカラーではない。まあ、それを置いておいても、ヤンキー映画の名手であろう三池がヤンキーのでる映画でここまで映像面でビビっているのは観たことない。

漫画らしい決め画もないし、映画ならでは、な構図もない。

「ジョジョ立ち」しろ、とは言わないが、ヤンキーとジョジョ立ちって意外に相性あうと思うので、三池らしい「おふざけ」が一切なくなったのは本当に悲しい。

音楽はただただ気持ち悪いだけ。



5)スタンド

CGであることははじめからわかるのだから、もっと「カラフル」に「ファンキー」であるべきだ。

多少違和感があっても、というより、「違和感」が本来この作品を楽しむ大きな要因ではなかったのか。

バッドカンパニーのビジュアルを絶賛している人が多いが、あんなの「CG技術」であって、作家性ゼロ。

「いいモノ」をつくる、という視点がここでもブレブレ。










6)最後に

「黄金の心」を持った、「荒木」と「三池」の「奇妙」な「冒険」が見れないようでは、いち映画ファンとしては、本作全く見るべきものがないし、続編は全く見る気が無くなった、というのが結論。





 

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