劇場公開日 2015年10月24日




!!ネタバレ注意ですが、「あまのじゃく」なりに本作「擁護」の立場でおります!!

見た目と性格というものはやっぱり一致する。

「知らない分野を勉強せず、自分の頭にあるものを出して」作れば、まあ、そういうものが出てくる。

そういう意味で、初の「三谷幸喜」が素で作りたかった映画、ともいえる。北野武でいうと、「あの」あたりの作品になる。

「ギャラクシー街道」

はい、オレ、今までの三谷幸喜作品、全部嫌い。

三谷幸喜作品で、そもそも笑いの取れる作品が、いまだかつてあっただろうか?破たんせず、ファンタジー化せず、収束した作品があっただろうか。下品な笑いなく、終始上品な世界観が繰り広げられていただろうか。

ノンノンノン。

あの風貌ですよ?あのテレビでの立ち振る舞いですよ?その正体は変態偏屈おじさん以外あり得ないでしょう。

だから、こういう作品になって、なにもおかしくない。その意味でとても面白かった。


本作、あくまで、香取くんと綾瀬さんの二人の夫婦の話。「紆余曲折あったけど、こんないらいら、ぐずぐずした俺だけど、これからもよろしくね」というだけの映画。

そう、まさしく、三谷幸喜自身の個人的なお話。登場する女性キャラは全員巨乳の装いであることも、見逃せない。(真偽ともかく、劇中ではみなさん胸が大きい)

一方、宇宙人の設定や、ウルトラマンネタなどこれこそお花畑の頭の方向け。TMRの人のほったらかし振りなんてワザとでしかないわけで。

舞台劇なのに、わざと舞台劇的なつながりを切っている。

そういった外野感、テキトー感、そしてチャレンジ精神を、演者がことごとく理解していない、あるいはミスキャスト、そしてやっぱり演出が追い付いていない、というのが本作のマズいところ。

まったくみなさんと真逆だが、「本」はいいと思う。

小栗旬くんはこういうただダメな男の役は全然似合わないし、梶原さんももっと微妙に可愛らしさが出ないといけないのに、うざったい役で終始している。(この役、爆笑問題田中さんとかいいのにね)

段田さんの役は、狂言回しの立場なんだけど、それをほったらかして自己の思い出に浸るぐらいの、だんだん狂って、でもホッコリの非常に難しいキャラクターなんだけど、演じきれていないよね。これができるのは、ジャック・ニコルソンぐらいだからしょうがない。

遠藤さんもビジュアルに頼り過ぎ。大竹さんの役、西田さんの役は演出がバツ。SFを、と言うのであれば、この二人の設定に問題があるかもしれない。

つまり、本作、オレからすると、本の強度やチャレンジ精神に、

「演者と演出がついていけていない」

という印象。

でもね、個人的な映画なんだから、そこに目くじら立てるでなく、香取慎吾=三谷幸喜、としてさっさと切り替えればよいのだ。

本作、そういう意味で最も素晴らしい演技をしたのは、香取慎吾。

追記

地球人に最も近い、山本くんや石丸さんのエピソードは、普通に面白い。山本くんのほうは、メイクがしょぼいけど、ああ、この手で堀北さんを、て想像させてくれるし、あのあたり嫌ってるの、掘北さんファンじゃねえの?

石丸さんのほうも、おねえちゃんとの絡みが面白い。

期待してたのは、

「ザイアクカン?」

最高である。ここが一番おもろかった。

追記2

女性蔑視、差別ではなく、自己批判、自己嘲笑の表現の結果でしょう。

それこそ「素のおっさん」

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