「ルビー・スパークス」
劇場公開日 2012年12月15日

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!!ネタバレ注意です!!







ブログ立ち上げから、映画と映画好きの婚活パーティの報告ブログを皆さまに楽しんでもらおうと始めたブログだが、2016年早々に、幸いにして相手を見つけることが出来たのだが、さすがに彼女がいる時点での婚活パーティブログは
本末転倒、というか自殺行為(笑)のため、「映画バカの映画好きの婚活ブログ」の体をなさなくなってしまった。

まずは、そのことについて、お詫び申し上げたい。

先日、彼女の誕生日にプロポーズをした。無事OKを頂き、つい先ほど、ご両親へのあいさつも終えたところである。もちろん、これで安心、というわけではないが、「映画バカの婚活」活動は明確な一歩を踏み出すことが出来た。

その結果を出せたということで、「映画バカの婚活ブログ」として、わずかな人かもしれないが、「婚活」のページを観ていただいた方々に、なにかお役に立てることが出来るのではないか、と思った。

そこで、「映画バカのための婚活サイト」としての一面をどういう風に再開しようか、と思っていたら、彼女から、面白いから見てというので、見たら、思いのほか深く、これは彼女からの痛烈なメッセージだと気付いた。

また今のオレにとって、「婚活を頑張っている映画好き男子」に、まずはこの映画から紹介することが、最も適しているのではないかとも思った。

もちろん、こんなオレのブログである。そんじょそこらの「ライト」なラブストーリーではない。




「ルビー・スパークス」




ルビー・スパークス 【Blu-ray】 [ ポール・ダノ ]







19歳で天才作家として華々しくデビューしたものの、その後10年間にわたりスランプに陥っているカルヴィンは、夢で見た理想の女の子ルビー・スパークスを主人公に小説を書き始める。するとある日、目の前にルビーが現れ、カルヴィンと一緒に生活を始める。しかし、ルビーが自分の想像の産物であることを隠そうと、カルヴィンは周囲と距離を置き、そのことに寂しさを覚えたルビーは、新しい仲間たちと交流を広げていく。そうして次第に関係がぎこちなっていく2人だったが……。(映画.comより)

というストーリーはあるものの、よくある妄想が現実になった、妄想男子の映画かというとちょっと違う。

映画を観て思ったのだが、本作のストーリーは男の発想でなく、女性によるものだろうな、となんとなく思ったら、なんとルビー役のゾーイ・カザンが脚本を書いたという。しかも、相手のカルヴィン役のポール・ダノは実の彼氏だという。

なるほど、これは「彼女」の、「彼氏」に対する、男ってバカねえ、という可愛らしい気持ちと、甘えてんじゃないわよ、という警告の思いの詰まった物語だ。

序盤の展開だが、10年もスランプに陥ったところに、夢に理想の女の子が現れる。これは作家でいうところの、「神が降りてきた」ことを意味するのだろうか。脚本のゾーイ・カザンはこれを「恋におちること」と「ホンを書くこと」と同様に、それらはある種のマジックにかかることだと、したのだろう。

神様降臨

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主人公が、その女の子の事を書けば、その子が現実に現れ、書いた内容がそのまま彼女に反映されるという。ファンタジー設定で進んでいく。周りのみんなにルビーの存在が見えてくるのだが、要はそれだけ思いが強くなった、カルヴィンの中でより具体化したというだけであり、実際に彼女が見えているのか、カルヴィンの妄想の中なのか、は正直どうでもよくて、「ハッピー」は周囲に波及する、ということで良いと思う。

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だが、ルビーの設定がある程度固まり、カルヴィンが書かなくなるにつれ、ルビーがだんだんと外の世界、というか、カルヴィンから距離を置くようになる。

それはそうだ。

書いてこそ、本の神様が降りてこそ、のルビーの存在故、書いていない状態のカルヴィンに、ルビーを引き留める、つなぎとめる力はない。人間力がないのだ。

カルヴィンはそれに気づき、試行錯誤するも、徐々に束縛力の高い設定をルビーの性格にあてる。

その束縛が段々とエスカレートし、カルヴィンはルビーを操り人形のように扱い、次々と自嘲気味に人間性を欠いた行為に及ぶ。

タイプライターに没頭するほど、彼女の心は離れていく。。。

そして、そんなことをしても、カルヴィンは満たされることなく、ついにルビーを束縛から解き放つ。思い通りにすることが、相手の愛を得られることではないことが、そこでようやくカルヴィン自身が学ぶ。

カルヴィンの、その性格については、元カノのライラとカルヴィンが別れた理由に「私自身を見てくれなかった」という元カノのライラが言い分がここではっきりと、「女の子のこと、分かってねえなあ」とこちらも理解するのだ。

元カノ、ライラの消えた理由は「カルヴィンは自分しか愛せない」。そのものずばりだ。そんな彼にルビーを「彼女」にすることはできない。

ずばり言ってくれちゃってます
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一方、その前にも、カルヴィンの良き理解者である、やり手のイケメンアニキも言っていた。どんなに愛していても、理解していると思っていても、「失うことがあるんだ」と。

そんなアニキの「現実的な」意見があるように、100%自分の思い通りの「彼女」を作り出したって、カルヴィンの「理想の彼女」にはできない。いや、カルヴィンでなくても、うまくいくかどうか。

カルヴィンルビったあと、ハリーに励まされ、また本を書きだす。思い出のタイプライターを封印し、想像から生まれ、実在したルビーとのことを本にし、書き上げる。
ここでカルヴィンは、自身の反省をする。「妄想の嫁」「空気嫁」ではなく、「人間」を愛さなければいけないのだと。

ラストカルヴィンは再びルビ出会う。

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記憶のなくなったルビーかもしれない。別のルビーかもしれない。だが、「ホンを書き上げ、自身を反省した」カルヴィンは、その「ルビー」と「やり直せる」と素直になる。


これをハッピーエンドとするか、「女に振り回される」恐怖の一日が始まるのかは、人それぞれだが、

これは彼女の、彼氏に対する、「私のこと、ちゃんと見てよね」という女性上から目線の映画であるのは間違いなく、もうずっと独身のままだった、ただの映画バカにとってみれば、こんな恐ろしい映画はない。


だが、こんなに励まされる映画もない。



少なくとも今のオレは、成長しなければいけないのだ。はい、ちゃんと見ますね。






追記

これを見て、つい西野カナさんの「トリセツ」を思い出した

「トリセツ」の歌詞がオンナのわがままばかりだ、
といっているようでは、ダメなんですね

トリセツ [ 西野カナ ]




そういう意味では、「トリセツ」前に観ておくべき映画だと思う。特に映画ばっかり見ている婚活男子にはオススメです!!。



そして婚活成就記念の1発目にこれを記事にしたことは、このブログでは意味があると思う。ここのブログに上げているラブストーリーの映画はいずれも名作だと思っているので、ぜひのぞいてみてください。



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