「キングスマン ゴールデン・サークル」
劇場公開日2018年1月5日


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「『キングスマン』最高!!」

















「どこが?」







ファンは、前作「キングスマン」の何を評価しているのか?なぜ「キングスマン」が好きなのか?実はこれを言えるひとは結構少ない。



「アクションがかっこいい!」


・・・正気を失った「紳士」コリン・ファースが髪を振り乱してのダサいアクションの、どこがかっこいい?
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「敵ガゼルがかっこいい」



・・・出オチ。結局全然弱かった。
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「威風堂々のシーンがいい」


・・・グロ好きが多いファンのくせに、あの表現で高揚する気がしれない。しかも都合のよすぎる展開にさめる。
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結局



「コリン・ファースがかっこよかった。」

・・・その通り!

「マーク・ストロングがかっこよかった。」

・・・その通り!


それだけの映画なのだ。いや、それだけでいい映画なのだ。

ファンが前作を好きな理由のなかで最も多いであろう、上記3点が邪魔でしかなく、だからオレは「キングスマン」が大っ嫌いなのだ。


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「キングスマン」 IT批判?アメリカ批判?ブラックジョーク?ノンノン、中二病という疫病にて、世界の滅亡を図るマシュー・ヴォーン






ファンは、ハリーのスーツ姿ががかっこいい、と言っているくせに、あの教会のアクションがかっこいい、って言う。

一体どういうことよ?オレは、彼らを理解出来ないのだ。


続編が製作されたのは、そのあたりのファンがいてのことだから、続編ができる、と聞いた時、

「ハリーがいないのに何をやるの?」

でも、オレでなくても、ファンもそう思ったことだろう。コリン・ファースの復活を伏せたほうがイイというバカな戦略はあり得ない。

ファンも本当は知っている。気付いている。コリン・ファースがいないと「キングスマン」ではないからだ。エグジーの成長や、女スパイや犬ころの存在など、どうでもいいということを。



こんなコスプレ要りません。

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「キングスマン ゴールデン・サークル」









逆を言うと、コリン・ファースさえいれば「キングスマン」なのだ。という前提を踏まえて言うと、本作は明らかに前作の欠点を補ってきた傑作である。

まず「007」のパロディという観点からすると、今回も仲間の登場は極力抑え、必要のない存在はさっさと消去する。かといって「必要な存在」については、いかようにでも復活させる。

マーク・ストロングのスーツ姿が本作の最大の見せ場の一つであることは間違いなく、「念願」のスーツ姿をお披露目した十数分後には、あっさりと退場させる。

本作の賛否のうち、否定的意見のひとつにである、主要人物を殺しすぎ、というのがあった。それに文句を言う前に、なぜマーリンのスーツ姿に拍手喝さいをしないのか?

もちろん、マーリンの現場参戦はあり得ず、「退場させるべき」存在であるのも本シリーズでは鉄則。役割としては、本作で最もアガるであろう、ハリーとエグジーの共闘を邪魔しない必要があるからだ。だからと言って、見せ場なく、退場させるわけにもいかない。

その退場時の「カントリーロード」だが、これはマーリンの「英国」への望郷ではない。またマーリンがカントリーロードが好き、という設定も実はどうでもいい設定。「古き良きアメリカ」への望郷、「今のアメリカへの風刺」とかバカじゃないか。

ここ、実は笑うシーン。
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前作の「ぐっとくるであろうシーン」にどうでもいい「威風堂々」をあてがったように「カントリーロード」に意味はまるでない。同じようなテンションで使われただけ。

マーリン退場自体はしょせん、その程度のもの。

なぜなら、前作で「紳士」が「乱れた」末、あっさりと主人公を退場させたように、本作は「念願かなった」マーリンが、あっさりと退場する。ここまでは計算なのだ。前作でハリーの退場を嘆いたファンは、今度はマーリンの退場を嘆く。ファンはきっと、間違いなく、こう言う。

「マーリンがいてこその、キングスマン」。

これぞ、
マシュー・ヴォーンの見事な戦略。


ニットがこんなにかっこよく着こなせてるマーリンなので、「スーツは着させない(笑)」というヴォーンの意地悪なのかもしれない。

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マーリンは、持つものが違う、ということか。
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だが、マーリンは必ず帰ってくる。ハリーが戻ってきたように。

その伏線は、本作の「義手」と「機械犬」「エステロボ」にある。本作も「義足」から「義手」という短絡的発想もバカ映画としてはそれでいい。

問題はどう戻ってくるか、だ。これは楽しみに待とう。


ハリーとエグジーの共闘アクションも、とにかくハリーが乱れていないのがいい。紳士たるもの、アクションもクールに。前作のクソみたいな教会のアクションシーンからの見事な反省。


敵役についても、前作のサミュエルよりはるかに007らしい。ミンチ機なんてその最もたるもの。初期007を彷彿させる。

ダイナーよりボウリング場のほうが楽しかったよ
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ストーリーもドラッグの現状を分かりやすくカリカチュアしたもので芯が通っている。なにより、前作のエグジーの成長譚でなく、ダラダラしたスパイ訓練パートもなく、好感。


前作よりスタンダードよりに。大人になった、ということでしょうか。

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こらこら、偉そうな。眼帯は鑑賞中に慣れます。
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もちろん、欠点としては、ステイツマンがゴールデン・サークルの存在を知らないのはさすがに問題あるのと、ステイツマンがこれまで何をしてきた組織なのか、まるで分からないということがあるが、まあ、キングスマンも似たようなものだからこれには目を瞑ろう。



ビデオパス







追記


チャニング・テイタム。ダンスさせるだけの登場。
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チャニングはほんといい顔してるなあ。
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