しんざんの、みんな仲良し映画評!!

ほんとうは仲良しとは程遠い、あまのじゃくな映画評、映画批評、映画評論ブログ 全部ネタバレ。またあまのじゃくゆえ、人によってはまったく受け付けないものもあるよ。もちろん、こっそりオススメもあるよ。

新作映画

「ディア・ハンター4K」 映画オタクがおっさんになって、25年ぶりに本作を観たよ

オレが一番よく映画を観てた時は高校生のころ。特に「ベトナム戦争」と「ギャング」ものにハマっており、友人は「バリバリ伝説」と「あぶ刑事」に対し、「プラトーン」と「アンタッチャブル」ばかり観てた。

まあ、ぶっちゃけ、オレはひねくれたガキだったわけだ。今ではまあ、いい思い出ではある。

久々に一人で会社帰りに映画に行きたい、というと、あっさりOKが出た。さて何を観に行こうか?「ファンタビ」?「来る」?





このもと変態高校生が一人で映画を観るんだぜ?そんなわけないじゃん!




「ディア・ハンター4K」



2019011203



当時誰に対してなのかさっぱりわからないが、「ディア・ハンター」を見て、観終わった達成感に恍惚な表情を浮かべていたころである。だけど、それはあくまで「完走した」という達成感だけであって、正直デ・ニーロがでようが、ロシアンルーレットが恐ろしかろうが、「完走した」だけで得意になってただけである。

さて、25年後。これを劇場でまた観る機会があるのもすごいことだが、これを選択するオレは当時と変わらず変態である。

だが、観終わった印象はさすがに変わった。

意外と長く感じないのだ。特に最初の1時間30分ちかく使う結婚式と鹿狩りが意外とすっきりしている。

これは当時のオレが持っていなかった、マイケルの、ニックへの視線とリンダへの視線に注目できたからでもあり、スタンの、ブーツを貸してくれないマイケルへの「あの」一言がもちろん、その後の展開に緊迫感を与えるからだ。

もちろん、単純に「ゲイ」映画というつもりはない。だが、その視点もコミで、でも財布にひっそりと忍ばしているリンダの写真を持つマイケルの心情もなんとなくわかる。

そしてベトナム。いきなり捕虜になり、いきなりのロシアン・ルーレットの展開は覚えてはいたが、サイゴンでのニックの最初に行った賭場に、先にマイケルが居たことに驚いた。こんなシーンあったんだ!

だが、なぜマイケルはあそこにいたのか。そう、25年後のオレが新たに抱いた本作の最大の謎はここだった。

今ではチミノのコメンタリーなど出ているので、そのシーンについて、確認することはできるかもしれない。だがオレはこのたび、こう解釈した。

1)ニックとの「どちらかが、あるいはどちらとも昇天するかもしれぬ、アツイ打ち合い」が忘れられなかった。

2)マイケルとニックが「戦争の傷」をどう対処したか、の分岐点としての賭場でのマイケルを便宜上登場。

1)について、もちろんマイケルに死ぬ気はない。しかし「1発」に賭ける思いは「鹿狩り」同様、マイケルの信念によるものだ。マイケルは「鹿狩り」に関しては、異常なまでの「神格性」をもって望んでおり、それを満たすのはニックとでないとできない、と序盤に語っており、そのストイックさがロシアン・ルーレットで発揮。

それは、もうイッてしまうほどの事だっただろう。

半分冗談、はさておき、2)については、まさしく「ロシアン・ルーレット」こそが彼ら青年の「戦争の傷」をどう癒すかの分岐点。

マイケルにとっては、「ニック(ともに過ごすこと)こそ青春」であり、ロシアン・ルーレットはある意味、それを確認するものだったが、ニックにとってみれば、「ロシアン・ルーレットで勝つことがすべて」とすり替わってしまった。

マイケルにとっては、「ニックとイクこと」が勝ちであり、ニックにとっては、「ロシアン・ルーレットでイク」ことが勝ちになってしまった。

車に乗ったニックは、マイケルが追いかけていることに気付いていなかったのだろうか。それとも。

追記

4Kについて。

正直、過去の「記憶の画質」とあまり変わらないものだったが、まあ、劇場で観れたことで良しとしよう。

追記2

みんな若い。ウォーケンはイキイキ、ピチピチしているし、ストリープも彼女の映画史上最も美しい。
しかし、デ・ニーロ。特にデ・ニーロが「美しい」。本作の長さを感じさせなくさせる一番の要因は間違いなくデ・ニーロの存在。

追記3

God Bless America

ロシア系移民の彼らにしてみると、ベトナム戦争に行くことこそが、アメリカ人としての誇りを得るもの、アイデンティティを獲得する方法だったわけである。セリフにあるように、その地を離れたかったわけでもなく、ましては敵兵を撃ち殺しに行きたかったわけではない。そんな彼らの歌う「アメリカ万歳」は「戦争批判」ではない。そこから考えると、マイケル・チミノは「アジア系」に差別的な作品として「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」も含め、言われてきたようだが、「移民」の境遇やその生活に密着した描き方をしてきただけなのが分かる。


 

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「ボヘミアン・ラプソディ」 元クイーンファンのおっさんは本作を観ながら、文句を言いつつも歌ってしまったよ。

聴かなくなったのはいつからだろうか。







「ウェインズ・ワールド」('92)のヘッドバンギングから始まっているので、大学生のころから聴き始めたのだが、ジョジョよりちょっと先に「キラー・クイーン」にハマり、青くっさいガキゆえ「手をとりあって」にすっかり毒され、プログレにハマっている最中に、「クイーンII」にハマり、「ショー・マスト・ゴー・オン」に泣かされ、「輝ける日々」に枯れるほど泣き、「メイド・イン・ヘヴン」で我に返ってから十数年。

オレの今のプレイリストには、「セイル・アウェイ・スイート・シスター」しか残っていない、という。

あ、そうか、あとはレディ・ガガを聞き始めて、「レディオ・ガガ」をちょっと聴いたぐらいか。
そんなクイーンの映画化の企画が立ち上がったのを聞いた時は全く興味がなかった。だが監督は「あの」ブライアン・シンガーだという。おれに、そんな趣味はないが、これは行かなくては。
カミさんに、テイラー・スウィフトのライブ鑑賞をNGにされたので、これはお願いしやすい。
というか、テイラーの代わりになるのか?と思いつつも、OKをもらったので、初日の川崎LIVE-ZOUNDへ。




「ボヘミアン・ラプソディ」


2019011202



本作は、クイーンの実は「落ちていく直前の最期の一花咲かせたイベント」にあたるライブ・エイドをラストに持ってきているので、「ベテラン」となって「商業おっさんバンド」としての「カインド・オブ・マジック」以降とフレディの肉体的衰退とその最後までは描かれていないが、これで正解だと思う。

「元」クイーンファン、ということもあるが、感傷的なレビューはせずに語るならば、フレディが天才、というだけでなく、ルックスにコンプレックスを持っていたり、止められない性癖、一人では眠れない小さな男として描かれていることに、作り手のこだわりを感じる。

ゲイに目覚めていくエピソードやその描写など、「今の時代だからこそ」、描ける、受け入れられるものであり、商業的にも、ただの伝記映画にしない、時流に乗ったものという印象が強い。

だが、映画として、面白くなっているかというと、それは違う。

本作、基本的には、フレディの「栄光と影」の話だ。同時にベストアルバム的な選曲とその誕生エピソードを展開しながら進むため、ファンは楽しいが、フレディの波乱万丈な人生描写とうまくリンクしていない。

もちろん、「ボヘミアン・ラプソディ」誕生秘話は前半のハイライトであるには違いないが、映画としての盛り上がりがライブ・エイドまで全くないのはキツイ。
ラブストーリーとしても、史実に近いルックスの相手ゆえ、BL映画として楽しむことも難しい。
「伝記映画」と「映画」のバランス、「虚構」と「真実」の「演出」がどうにも振り切れていないというか、詰めが甘い。



そして最大の欠点は、ライブ・エイドのシーン。




妙ちくりんなカメラワークや粗いCGは、まあ、置いておこう。それよりも、いちいち会場外のバーやフレディの実家を映したり、とちょいちょい、ステージの外にカメラが飛び出してしまう点だ。
こっちはなあ、一緒に歌ってんだよ!!

みるみる記憶がよみがえって、全曲歌詞まで思い出してちゃってるんだよ!!それを邪魔しやがって、この映画にこれ以上の楽しみ方があるか??

ましてやここがハイライトですうみたいな作りにしているのに、20分間ずーっとステージにくぎ付けにしないでどうするよ??

いや、確かに「ハンマー・トゥ・フォール」をフルに聴くのは嫌だ。だからと言って、チャリティ募金がいくらになりました、電話が引っ切り無しになってます、とかどうでもいいんだよ。ライブシーンの迫力を観ればそんなこと描かなくても分かる。

お前らは泣いたというが、オレは違う意味で泣いたよ。

ブライアン・シンガー降板については、後で知ったが、ブライアン・シンガー自身にこだわりはないが、彼のそのケの「演出」がどこまでだったのかには、興味はあった。どの部分でもめたのか知らないが「ゲイ」映画としては、今の時代的にはまあまあ、だが映画としての出来は落第。

結局、「クイーンの功績のみ」で映画が成り立っただけ、という結果。

フレディ役についてだが、似てはいないし、初期のルックスは悪意があるんじゃね?と思わせるほどブサイク。顔もそうだが、線が細い。これならROLLYのほうがいんじゃね、とも思った。

だが、ちっぽけな、そして、後悔先に立たず、な時間のない覚悟を決めた男が、ウェンブリーでの大会場で主催者にして最高のライブアクトと言わしめたあのシーンを十分に再現していたと思うし、だからこそこっちも一緒に歌うことが出来た。

先も述べたが、クイーンの名曲誕生秘話を楽しみながら、歌い、ライブ・エイドの20分で大合唱するのがこの映画の楽しみ方なので、遠慮なく歌えばいい。

テイラーの代わりには、まあ、なったかな。

追記

最後に「ドント・ストップ・ミー・ナウ」と「ショー・マスト・ゴー・オン」を使ったりと「ベストアルバム」的な役割は抜かりないし、「アイム・イン・ラブ・ウィズ・マイ・カー」の自虐ネタは楽しいだが、やはり「クイーンII」の扱いは低いな。

追記2

「ボヘミアン・ラプソディ」がフルに聴かせてくれない点について

劇中なぜフルに聴かせてくれないのか、という文句をちょいちょい見かける。そりゃ、お前、曲誕生のエピソードでしっかり、オーバーダブの繰り返しで曲が出来た、という説明をしっかりしてるやないか。

ライブ・エイドのほうで実際全部やってないので、聞かせないのは当たり前だが、「ボヘミアン・ラプソディ」をライブで行ったときの、ステージ演出も当時はオペラパートはかなりキッツイものだったことは残されたライブ映像も観ても分かる。

また曲自体が「オペラ」ゆえ、「ミュージカル映画」にしようとしていないのだから、劇伴にもなりにくい。この映画が「聴かせてくれない」のは、「聴かせられない」からだ。今の世間の認識と同様の「ライブバンド」としての伝説を謳った映画なので、「クイーンII」の扱いが低いのも、当然と言えば当然なのだろう。

 

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「クリード 炎の宿敵」 「『ロッキー4』を愛した者」だけでなく、「『ロッキー4』を 憎んだ者」にも感動を与える大傑作。おっさんは号泣したよ。

オレと同世代のおっさんは「ロッキー4」が大好きだ。これはほぼ間違っていないと思う。もっと言うと、当時中学生だった俺たち往年の映画ファンが「1」以外認めない姿勢に納得もいかず、でもスライのことが好きだから「1」を「面白さがよくわからないが、しようがなく」観ていた、という世代ではないだろうか。

もちろん、俺たちがおっさんになったときは、「1」は傑作だと思えるが、傑作とお気に入り、好物、思い入れとは違う。

今でも「ロッキー」と言えば、「4」なのだ。

そんな俺にとって、「クリード」の続編がドラゴとの因縁の話になると聞いてこれこそ、「ロッキー」、「クリード」シリーズの最高の続編の設定であることは間違いない。と思った。
気がかりなのは、「設定」だけで、「4」を軽んじるストーリーであったり、ライアン・クーグラーが今回は監督ではない、という点。

ただ、全く心配はしていない。












「クリード 炎の宿敵」




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はっきり言おう。大傑作だ!!




「クリード1」も面白かったが、それはやはり「アポロ」の息子とロッキーの師弟関係、というのと、次の世代につなぐことに失敗した「ロッキー5」と「ロッキー・ザ・ファイナル」のテーマゆえ、脇に回ってしまった息子のリベンジがなされていたことが大きい。

だが、これだけでなく、アドニスのキャラクターがとっても良く迫力あるボックスシーンもあって、「1」は傑作となった。

今作は、それからさらに泣かせどころを多く用意している。

ロッキーシリーズからクリード2までの40年。これがすべて。それが、ここに集約されている。
これだけで、十分傑作になる資格のあるバックボーンだが、本作の凄いところは、最も登場人物が多いくせに、今作ほど登場するキャラクターを端的に、多くを語らず、的確に描いてくれている点だ。オープニングの寒空から、いきなりのイワン・ドラゴの登場で、またその境遇が即座に分かる描写がたまらない。

終始人物に寄ったカメラが少々ウザイと、最初は感じたが、それもキャラクターが多く出てくると、その理由が、その効果がしっかりと出てくる。

イワンの息子のヴィクターが、全くドルフ・ラングレンに似ていないのは少し残念だが、強敵感は十分だ。そして、こいつが実にいい味を出してくれる。彼の戦う動機は「結局」家族のため。そして激闘の末、「父親のため」から「母親」のために変わっていく瞬間がとても悲しく、そして、この瞬間「勝敗」が決まる。

ブリジット・ニールセンの、「4」と変わらぬキャラが残酷で、そして最高だ。

イワンは、そして「家族」を失わないために、ロッキーが「4」で出来なかったことを実行する。

なんて残酷。そして、なんて愛のある行為。素晴らしい。

彼らはまた絆を強くし、一緒にトレーニングを開始し、挑戦するのだろう。今度は敵討ちでもなく、恨みでもなく。

本作の最大の泣かせどころはまさしくそこで、本作がシリーズ屈指の傑作となった瞬間である。
が、同時に、そっちで泣かせてくれたために、アドニスの結果に対する感動がすっぽりと、モノの見事に脇に追いやられるところが、本作の最大の欠点である。

最大の長所のシーンが最大の欠点のシーンになるなんて前代未聞だ。

ほかにも見どころはある。設定は「4」だが、アドニスと奥さんの設定は、「2」を想起させるもので、ストーリー展開や、アドニスの「再戦」のための虎の穴での特訓は「3」のそれだ。
脚本はスライほか共同脚本だが、ここまで盛りだくさん、でもきちんとキャラクターを描き切って、シリーズのファンをきっちり泣かせる。

なんて奇跡だ。





本作は、実は劇中のテーマが、ものの見事にこれまで「ロッキー」シリーズを見続けた者の、「ロッキー4」に対する様々な思いを持ってきた人たちに対するアンサーにもなっていることが凄い。
本作は「ロッキー4」を愛した者にのみ感動を与えるものではなく、「ロッキー4」を憎んだ者にも感動を与えてくれる。

これこそ、スライの生きざまそのもの。

追記1

演出も、序盤のロッキーの登場シーンなどなかなか心憎い。

序盤のタイトル戦がどうも退屈な絵作りだなあ、と思ってたら、後の「ヴィクター戦」「再戦」で十分分かるのだが、あれは「ワザと」だ。ちゃんとそっちでは、クーグラーっぽい演出もあり、すごい迫力だ。

追記2

今回のスライ、ことロッキーは、前作ほどシーンにおいて、スポットは当たらず、オスカーにノミネートもされないだろう。

だが、本作のロッキーは、シリーズ最高の表情を見せる。

特にイワンと会った時の表情と受け答えがアドニスに試合をする理由を聴くロッキーの表情が素晴らしい。

これぞ40年ロッキーを演じたスライの頂点。

もちろん、アドニスのキャラクターも相変わらず楽しいし、演じるジョーダンの徹底した役作りも素晴らしい。

追記3

オレは実は本作でロッキーは死ぬのかと思っていた。次回作はおそらくそうなるかもしれないが、正直もう続編は不要、というまで本作は昇華した。

戦う男たちが、家族に帰る瞬間を見届け、ロッキーは自分の人生にきっちり「ケリをつける」。


追記4

邦題の「炎の宿敵」は、俺らの世代が付けたのかな、とは想像できる。だが、「炎」はニンマリして好きだけど、「宿敵」はテーマを狭めちゃうので、これはマイナスかな。「クリード2」で良かったかな。


 

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「レディ・プレイヤー1」 ネタバレ スピルバーグにしか撮れないけど、撮らなくていんじゃね、とおっさんは普通に思った。

「レディ・プレイヤー1」
劇場公開日 2018年4月20日

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以上。













と言って記事タイトルで全部言い切っちゃったんで、終わらせてもいいんだけど、なんせ相当スピルバーグが時間をかけて作ったみたいだから、もう少し言おうか。













「レディ・プレイヤー1」

(これ、「READY PLAYER 1」の英語表記のタイトルのほうが、GAMEっぽいのにな)
















本作、スピルバーグが「未知との遭遇」の次に、完成まで時間がかかった作品とのことだが、早撮りの彼のこと、時間がかかった理由は「版権」と「CG製作」。つまり、彼の偉大なるキャリアからして、クオリティやオリジナリティとは対極にある部分を占めているといっていい。

序盤のカーレースシーンで、もうこの映画に「宇宙戦争(2005)」で見せてくれたような恐怖にまみれたカーアクションはどこにもなく、ああ、これはなんら新しいモノだけでなく、これまでのキャリアで見せつけてくれた革新的な画の再現すらできていないのだとあきらめてし
まった。



「宇宙戦争」より、恐怖の登場シーン
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舞台が仮想現実ということで、そこで行われるアクションはCGまみれで、全く迫力の無いモノ。それを逆手に取ったりしないのが悲しいのだ。

まったく迫力のない恐竜とコング
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また、そこでデロリアンが走ろうとも、集めて喜ぶだけの、コレクターのごとく、登場させることに何ら必然性のないガジェットに、かつての映画少年だったおっさんは全くときめかなかった。

もうネタバレ解禁してもよかろう、ガンダムにしてもそうだ。「出す」ことだけに気持ちがイってしまい、まったく「見栄」を切らない登場に何の価値もない。



このガンダムを観たかったのだろうか?

2018042802



出してくれてありがとう?

ビデオパス




出すなら出し方があるだろう。カタパルトぐらい乗せろ。



おっさんお気に入りの「シャイニング」にしてもそうだ。さすがにROOM237には膝を打ったが、やるなら、CGでもニコルソンをだせよ、バカ野郎。

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いちいち今一歩足らないんだ。




こういうところこそが才能であり、それがもはやできていないことが、彼の今の「限界」を意味する。
これも近年の作品と同様に、「スピルバーグでしか撮れない」映画。だが、近年の作品と同様に、「本人でないと撮れないものを撮ること」「残すこと」だけが創作の推進力としかなっていないようなものがあまりにも続きすぎる。

こんなモノはさっさと製作にまわって、若手の真正オタク監督にまかせればいい。


これをヴァーチャルの世界で、イケメンとする価値観は俺にはない。
佐藤健くんをだせばいいじゃん。

2018042803


追記
使っている楽曲も、年代的にストライクな曲ばかりだが、これもやっぱりいかにも、「集めました」なものばかりで、鼻につく、というか、「幼稚」さばかりが目立ち、でガッカリ。


追記2
スピルバーグはもう「撮らないといけない」映画を撮らされている、あるいは自分で撮らなければいけないと勝手に使命感を抱いている創作活動はとやめて、さっさと本気のホラーを撮ってくれ。



 

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「シェイプ・オブ・ウォーター」 ネタバレ アカデミー賞発表!おっさんはこの同人誌映画をこうブッた斬る!

「シェイプ・オブ・ウォーター」
劇場公開日2018年3月1日



ポスター みたまんまの映画だったことに、意外とびっくり
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!!!ネタバレしてますし、とても、こき下ろしてます!!!









ギレルモ・デル・トロ


言うまでもなく「パシフィック・リム」の監督であり、「ヘルボーイ」シリーズの監督であり、傑作「パンズ・ラビリンス」の監督であり、意外と知られていない、「ホビット」シリーズの脚本家。

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キャリアは「ある意味」十分だが、
一貫して「『異形』への偏屈な愛」にみちた映画作家。故にキャリアは「ある意味」全然積み重ねられていない。


スピルバーグも慕う、まさに真正のオタク映画作家の最新作がオスカー最多ノミニーだという。どうしたことか。










「シェイプ・オブ・ウォーター」







前作「クリムゾン・ピーク」でゴシック・ロマンスという、無謀にも、身の程知らずといってもよかろうな、ジャンルに手を出し、結果、撃沈した。

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↓ ↓ ↓ 関連記事はこちら ↓ ↓ ↓
「クリムゾン・ピーク」ネタバレ 内容?どっかで見たよねえ。幽霊?なんか、いたねえ。ティルダ?いないねえ



【年間ベスト】 ごめんなさい!! しんざんの2016年公開映画年間ワースト3は、なんと!これだ!!



前作「クリムゾン・ピーク」の決定的な欠点は、美男美女を取り揃えているにも関わらず、全然キレイに美しく撮れていない、という点だった。本作は、その反省だろう。あっさり、美女と美男を捨てた。

その反省プラス、今までに描かなかったオタクの伝家の宝刀、「エロ」を振るってきた。





そんなだから、出来上がったものはキモイわけだ。







ビデオパス



それゆえ、これまでデル・トロ作品を何本か見ているものにとって、本作で繰り広げられる世界は、なんら変わりがない。なんら予想を外すこともない。


主人公はそのルックスから言って、間違いなく「パンズ・ラビリンス」の主人公オフィリアの生まれ変わり、のような存在。実際序盤から、あっちの世界とこっちの世界を行き来している。声を失っているのは、あたかも、「あの」王国から再びこの世へ送り込まれたかのよう。

登場する半魚人もこれまた、「ヘルボーイ」でも活躍させるように、ギレルモ自身が大好き半魚人。

これまで同様、ロボットに愛をこめようが、ストーリーがスッカスカの、薄っぺらな「異形」への愛、マイノリティーへの愛(と勝手に高尚なことを言う映画オタクども)。

とにかく全編、詰め込み過ぎの、無駄なエピソードばかりの、語らなすぎと、語り過ぎ。

それはなぜか?

このデルトロ監督、キャラクター設定は異様に凝っており、その生い立ちや背景など、映画の登場しない部分もきっちり作りこんで、役者陣に説明し、撮影に臨むスタイル。


キャラクターに肉付けは必要以上に、執拗にする、という「これぞ、同人誌」精神。

それが今回、彼の過去作以上に、大いに仇となる。

演技指導というか、そのキャラクター設定がやはり無駄に多かったせいか、オクタビア・スペンサーがとまどっているかのように、彼女のここまで演技がひどいのは観たことがない。



このシーン、オレは大っ嫌いですね

2018031002


マイケル・シャノンのトイレ、腐敗する指、かっさばかれる主人公とおなじような、喉元。これ見よがしに見せて、効果は全く薄い。

役者陣がうまい分、設定ががんじがらめで、逆に役者が活きていない、という。そのくせ、付け足したバックボーンはさっぱり描けていない。ただ、見せるだけ。


そして相変わらず、デル・トロはストーリー・テリングがひどい。






次に、今回のノミニーについてだが、本作のノミニーは、アカデミー会員の多様化と若返りの極端な反動でしかないと思っている。多様化」の側面が、思いっきり「マイナス」に働いたのが、この「同人誌」映画の最多ノミニーという結果。




確かに、そろそろジャンルな作品がオスカーを、という世代交代は始まっていると思う。



だが、本作は「サイレンス」「モノクロ」「映画館」という「映画愛」という、アカデミー大好き要因と、今年のトレンド「女性」がたまたま合致し、プラス得意の「異形」を「マイノリティー」とアカデミー会員がすっかり勘違いしただけでの作品。


映画館を背景に映すと、バカなアカデミー会員は釣れる。
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ミュージカルがあれば、去年の「ラ・ラ・ランド」への「申し訳」が立つ、とでも思ったのか
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このデル・トロ版「ブスと(ホントの)野獣」、18禁「E.T.」に対して、マジで「マイノリティー」映画と評し、オスカーを与えるようなら、アカデミー賞は末期である。

また、この気持ち悪い同人誌ポルノを、映画愛に満ちた、「オマージュ」作品と評する映画オタクも末期である。





 

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