しんざんの、みんな仲良し映画評!!

ほんとうは仲良しとは程遠い、あまのじゃくな映画評、映画批評、映画評論ブログ 全部ネタバレ。またあまのじゃくゆえ、人によってはまったく受け付けないものもあるよ。もちろん、こっそりオススメもあるよ。

ホラー、とかそんな感じの

「エイリアン コヴェナント」ネタバレ 前作「プロメテウス」に不満を持った人こそ必見! 死を目前?ご老人のオマージュ溢れた気配り最新作をおっさんはこう見た!

エイリアン コヴェナント
劇場公開日 2017年9月15日

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!!!!大いにネタバレしていますので、注意してください!!!!












オレ大好きマイケル・ファスベンダー主演、ということからも「プロメテウス」の続編というのが分かる。


↓ ↓ ↓ 男前マイケル・ファスベンダー主演の関連記事はこちら ↓ ↓ ↓
光をくれた人」 ネタバレ 本年度最高の1本!シアンフランスは裏切らない!妊活中のおっさんはこのメロドラマをこう見た!



おなじくリドリー・スコット監督、マイケル・ファスベンダー主演で、リドリー作品でオレが一番のお気に入りがコレ。

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本作、いっそのこと、「エイリアン」シリーズを知らなくてもいいが、「あの」「プロメテウス」は事前に予習必須、という熱烈な映画ファン以外はハードな作品。



しかしおばちゃんノオミ・ラパスの名前はない。あれほど勇んで旅立ったのに。







しかし、それにわけがある。



エイリアン・コヴェナント














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「covenant」とは「契約」とか「聖約」といった、宗教的な意味合いが強いモノのようでこのことを知ってると、今回の話はとても分かりやすく、また登場人物、特にアンドロイド・デヴィッドがずいぶん語ってくれるので、前作の、カットしまくりの本編の反省か、今作はずいぶんわかりやすい



「オジマンディアス」の引用やワーグナーの曲を使ったりして、今作のやりたいことはアンドロイド・デヴィッドにとっての神である人間を滅ぼし、完全なる生命体の「エイリアン」を創造するアンドロイド・デヴィッド(ダビデ)が神になろうとする話だ。


ビデオパス







ただこの創造主がゲテモノ好きの、性的不能者の女好きだったという。





興味深いところはたくさんある。





1.これまでのシリーズへのオマージュ


リドリースコットは過去シリーズについて、なかったようにしている、という評論をみたが、そんなはずがない。
そんな了見の狭い人間であれば、これまで彼の作品群に観るようなバラエティ豊かなジャンルの作品を作ることが出来なかっただろう。


1)エイリアン

もちろん、タイトルフォントや、ゴールドスミスの音楽。高身長のややスコットの趣味を疑うルックスの主人公。そしてのそのタンクトップ姿、そしてエイリアン撃退方法。ただこればっかりはもうちょっと何とかしてほしいが。


やらしいですね

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・・・・うーむ

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2)エイリアン2

あまり本筋とは必要がない、惑星からの脱出における、ゼノモーフ成体とのアクションシーンに「2」のリプリーとクイーンがバトルしたパワーローダー風のクレーンで対抗する。


3)エイリアン3

前作「プロメテウス」の主人公ショウ博士がさっさと死んでしまった(という説明)やエイリアン視点でのカメラワーク。


4)エイリアン4


胞子から母体の遺伝子操作で生まれる白い生体が人型まで大きくなったその姿はリプリーから生まれた新種のエイリアンを少し彷彿させるし、今回のデヴィッドが行った遺伝子操作の研究の描写はグロさ含め「4」を思い出させる。


5)その他ゲームやAVPもあるのか

コヴェナント号内での、エイリアンの動きとか、「エンジニア」の星でのデヴィッドの所業など。


こういうスぺクタル感のある映像はすごい

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菌をまき散らす、この辺の画もとても面白い
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本作の巨人はずいぶん庶民的だ
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2.「2001年宇宙の旅」と「ブレードランナー」


冒頭、白い部屋で人間とアンドロイドとの会話でも想起される「2001年宇宙の旅」では、人間とコンピュータとの対決に人間が勝ち、次への進化に進む話だったが、本作ではアンドロイドが勝ってしまうという。

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しかし「ブレードランナー」の新作も同じようなテーマのようなので、案外「ブレードランナー2049」はもう見なくてもいいのか?と思わせるのは果たしていかがなものか。




3.ちゃんとお約束事として、エッチをしているカップルがヤラれる。





リプリーのあのやらしい下着姿を、前作ではほんのちょっとだけオマージュしていたが、

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本作ではなんとシャワーシーンとエッチシーンがホラー映画としてちゃんとある。


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そもそもエイリアンの頭部や口は男性器、フェイスハガーの口は女性器をを思わせるものとして有名なので、ようやくここでエッチをしているカップルはヤラれるという王道をしっかり見せてくれている。


リドリーはちゃんと「エイリアンはエロい」ということを分かっている。

「1」はリプリーだけでなく、ランバートへの「しっぽ」が妙にやらしく、ちょっとだけしかその再現がなかったのは残念だが。

このしっぽがやらしい

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実はランバートのほうがカワイイ
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リドリー、Sですね
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やばいですね

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やばいです
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やっばいです!!
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やらしい
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・・・・・脱線しました。






総じて、正直、前作と本作、単体としてはあまり面白くはないんだけど、2本続けてみると面白い。


だが、すこし、技巧や暗喩にこだわり過ぎて、映画そのものの謎解きではなくって、YOUTUBEに挙がった「最後の晩餐」や、アンドロイド・ウォルターの映像など、映画の解説に面白味を見いだせる人向けになってしまっているのが、惜しい。





そういう意味では、こだわりのない、日本版のポスターのダサさにガッカリ。

海外の、ロダンの「地獄の門」風のぐっちょぐちょのポスターが素敵だ。

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日本版をリドリーが許可したというが、いっそ「そのあたり」の客層を狙う方が、興行的に良い方向に行くのではないかと思うのだが。


巨人の部屋もなかなかいいです
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結構キツイグロもたくさんあります

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が、やはり本作の最もきついグロはこれか。ああ、おばちゃん・・・・
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また、胞子の病原体の描写も描きすぎ。さらに相変わらずアホな登場人物が数多くいて、緊張感を少々削がれたり、しらけたりもする。

ただし、着陸機の炎上に至るまでの過程や、船長の功を焦る動き、待ってましたのフェイスハガーに至るまでの心理は十分描かれてはいる。

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これはフェイスハガーというバケモノで、そういうものではありません
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ですよね、これがないと、ですよね
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開けろ、くそ!と言われると、開けられません
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追記

つい最近公開した映画「ライフ」。その思考の浅いどんでん返し風のラストなんかよりもはるかに王道のSFホラーのつくりで、かつ衝撃的なラスト。



↓ ↓ ↓ 全然ダメダメなSFホラーの関連記事はこちら ↓ ↓ ↓
ライフ」ネタバレ 新たなる「ライフ」誕生待ちのおっさんでも、こんな「ライフ」は要らない 。





その根底には、「エイリアン」シリーズとしての集大成的な表現とリドリー自身作品の集大成的なところもあり、それを老齢ならではの、テーマをも盛り込む。

ちょっぴりつまらないアクション表現はあるものの、十分意欲的だ。

さすがである。






追記2





あ、エイリアン。今回もちょっと脇役だったな。 
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「ウィッチ」ネタバレ 魔法少女になりたいんです!!2016年全米を騒がせたVVなホラーをおっさんはこう見た!

「ウィッチ
劇場公開日 2017年7月22日

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!!激しくネタバレしています!!




















魔女の作り方については、なにも決して新しいモノではなく、特に君たちのよく知っている作品としては、「魔法少女まどかマギカ 新編 叛逆の物語」というのもあるので、そのことについては触れない。


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それら、えてして共通して言えるのは、悪魔とは結果として「そっと手を差し伸べる救済者」の存在として描かれている点である。




2016年全米を騒がせた本作だが、公開する劇場は新宿武蔵野館のみ。ある意味、悪魔の巣窟だが、実際そういう客層だったので、それはそれで楽しく鑑賞。

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その意味では、魔女、と聞くとニヤニヤする君たちはぜひ観に行ったほうがイイ。













「ウィッチ」










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1630年、ニューイングランド。ウィリアムとキャサリンの夫婦は、敬けんなキリスト教生活を送るために5人の子どもたちと森の近くにある荒地へとやって来た。しかし、赤ん坊のサムが何者かに連れ去られ、行方不明となってしまう。家族が悲しみに沈む中、父ウィリアムは、娘のトマシンが魔女ではないかとの疑いを抱き、疑心暗鬼となった家族は、狂気の淵へと転がり落ちていく。

というのが、映画コムの紹介するストーリー。

しかし村を出た理由は怪しい。村の連中と対立しただけで、当時、セイレムの魔女裁判、という背景もあり、近辺のニューイングランドでもそのようなことはあったという前提でいうと、彼らは魔女だと、疑われていた可能性もあるし、魔女裁判にうんざりし、村を出た、ということかもしれない。

いずれにせよ、ここでは彼の「強い思い(こみ)」のみが語られるだけだ。





なぜそこを選ぶ

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本作、よくキューブリックの「シャイニング」に似ている、という意見もあるが、「シャイニング」とは逆である。「シャイニング」はもともと狂った主人公が、そういう環境で、「目覚めた」だけであり、オカルトチックな描写はあっても、根本は彼自身の行動原理によるものであり、心霊現象は彼の妄想といってもいいようにできている。第一、キューブリックはオカルトを信じていない。




一方、本作ははっきりと、ルシファーと魔女の存在を描いている。



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か、かわいい!
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当時の人間としては、「黒山羊はルシファー」と知っていると思われるのだが、なぜ飼っていたのか、までは描かれていない。つまり、本作は、敬けんな信者が堕ちる話ではなく、敬けんであると思い込んでいる「すでに堕ちてた家族」の話とも取れるわけだ。





父親は薪割しかしないダメ親父。この親父の最期は、必要以上に割られた薪に埋もれて死ぬところは、本作の唯
一の笑いどころ。だが彼にしてみれば、「自分のした仕事に埋もれる」という結果。


来る日も来る日も割ります

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ぽけえ
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母親はまるで母親の役割をしない。この母親の最期は、最初に失った赤子が戻ってきたという幻覚を悪魔に魅せられ、カラスに乳首をつつかれる。だが、彼女にしてみれば、赤子に乳を吸わせているのである。



ひ、ひいい

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長男は、主人公である姉の胸元に欲情。結果、爆乳の魔女に誘われ、死の接吻を受け、素っ裸で恍惚とした表情で死ぬ。そう、彼もまた爆乳に抱かれ、キリストに赦しを得たという幻覚を見て死ぬ、という己の欲求を満した死。


乳臭い姉。
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爆乳の魔女です。乳臭い姉とは違います

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や、やりました!

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ヤッたよ!
超嬉しそうです。

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双子の兄弟は、純粋無垢ゆえの残酷。それは常に現実からの逃避。黒山羊ルシファーとの会話を経て、魔女にいけにえとして連れ去られたか。




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楽しそうです
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そんな家族の長女は





「悪魔からいかにスカウトされたか?」から「いかに悪魔にスカウトしてもらうか?」に変わる。


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みんな狂っていくのではなく、信仰に「狂っていた」結果「幸福な」落としどころに落ち着くのである。



















追記1

原題 VVITCH

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タイトルがW(ダブリュー)ではなくVV(ヴイ)。

「V」は「ピースサイン」「ヴイ」「5」

一体なにを示すのでしょうね。魔法少女になりたければ、調べてみるといい。

追記2

セイレム魔女裁判については、映画「クルーシブル」という超傑作があるよ。そっちのほうが「ホラー」。



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本作の森にいたのは、ウィノナか?(ただし爆乳ではなく、老婆の方)



映画「クルーシブル」より。
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この作品の後、しっかり魔女となったウィノナ。
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「ライフ」ネタバレ 新たなる「ライフ」誕生待ちのおっさんでも、こんな「ライフ」は要らない 。

「ライフ」
劇場公開日 2017年7月8日

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!!ネタバレ注意 カルビンもいます!!


























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映画しか興味がない。

映画しか相手にしない。

映画にしか相手にされない。

そういった生活から一変してから、すっかり新作映画の鑑賞数も減って、一部のヘンタイファンには申し訳ないが、バカみたいなレビューを書くことも減ってしまった。新たなる旅立ちを始め、そして新たなる「ライフ」の誕生を待ち望む日々である。



それでもこそこそと、劇場に通いたくなるわけで、勝手に「ライフ」誕生記念と称して、鑑賞。




オレのような病んだ映画ファンなら、地球外生物は、地球人を襲ってこそなんぼ、
なわけで、駄作「デンジャラス・ラン」のダニエル・エスピノーサ監督に大いに不安があるものの、我らがヒロユキが大フィーチャーされているのなら、作品のデキどうのこうのは、言わんでおこうとは思っていたものの。








これはだめだよ。











「ライフ」
















序盤の長回し風のカメラ。

ステーション内の位置関係や人物設定、人間関係をスマートに見せてくれるのならともかく、いかにも「オレ、やってるぜ?」な絵作りが煩わしい。


本作のエイリアン、カルビンくんの造形はどうでもよいが、手袋を破る方法、あれはいくらなんでもしらけるよ。

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こっちのカルビン君もめんどくさい存在ではありました(ルビー・スパークス」より)
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役者は濃いが、すべてのキャラ設定も切った貼ったのコピペ設定。さらにその描写も「はい!1シーン入れましたからね、この人、こういう人ですよ」という箇条書き描写にドラマの編集版のような薄さ寒さを感じる。




レイノルズの早期退場はどうでもよく、ヒロユキの感情的なバカな行動は普通なら「報われる行動」だが、

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本作、妙に定番から外そうとするため、積重なってもいないチープなキャラ描写のせいで、ドラマがラストに向かって盛り上がらない。


ラストをあえて外していくのなら、キャラ設定はもっと丁寧に描いてもらわないと。


そこが本作の最大の欠点。


そこを見てもらいたいはずなのに、そこを全くうまくできていないんだから、最低点しか上げられない。それならもっとチープな「B級C級定番エイリアンもの」のほうが全然いい。



キャラ的にはジェイクのキャラが一番アウト。




ジェイクの「あのセリフ」がとかいろいろみんな言ってるけど、あいつ、キャラ的には宇宙でアタマが、精神がおかしくなっていないといけないんだぜ?


ラストの展開、あそこは絶対「わざと」でないといけないんだよ。

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もう一つ言うと、カルビンの命名で序盤、いったん地球からの視点が入るが、あれは全く不要。本作、地球に着いた時の安堵感とそこからの転落こそが「妙味」なのに、地上を映すのは、本当にあのラストだけでないといけない。


なんとまあ、センスのない。まったくもったいないことをしたもんだ。








 

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「プリズナーズ」ネタバレ 超豪華キャストの残念な結果と、今回もタブーネタも行き過ぎた感が残る

「プリズナーズ」
劇場公開日 2014年5月3日
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「灼熱の魂」


あちらのオチは収容所の例の男の容姿から、ひょっとして、という想像はついてはいたが、双子の姉とまったくおんなじリアクションをしてしまったオレ。

映画の語らんとするところは、そこではないが、そこまでの仕打ちが果たして映画的に必要かどうか、という点では、ちょっとやりすぎ、という気もした。

というか、それほどのオチをある程度想像、という時点でオレもやばい


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さて、そのドゥニ・ビルヌーブ監督ハリウッドデビュー作。今回オープニングから本作もキリスト教的仕込みがあることを教えてくれる。しかしオレはそういう知識がないので、それとは一切切り離して鑑賞。






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「プリズナーズ」











ビデオパス


今回も前作「灼熱の魂」同様、タブーな話だが、前作ほど凝ったものではない。

タブーありき、な感もあるため、設定も浅く、かなりアラがある。特に警察がバカ過ぎて、目も当てられない脆弱なストーリー展開。豪華キャストが逆にオチがわかりやすくもなっている。

しかし、本作もストーリーがメインではなく、タイトルが示す「プリズナーズ」、それぞれが、それぞれのことに囚われし者たち、の在り様を観る映画。

それゆえ、すべての主要人物のキャラ設定が極端。マンガ的。

ジャックマン演じるケラーは、自分しか信じない。またギレンホール演じるロキも自分しか信じない。それは変質的な神父が登場することで一層際立つ。その存在は、ケラーは信仰心が厚くとも、そういう世の中だと知っているし、ロキには捜査の手がかりの一つでしかない。

本作、ケラーの行動を賛同するか否か、のような売り文句だが、そこを議論する映画ではないと思う。結果として彼が正しい、正しくないを議論する映画でもなく、人はその己の意思に囚われて生きているのだ、ということなのだろう。

ビオラ・デイビス、テレンス・ハワードという豪華夫婦がほとんど活きていなくて残念。

一方ポール・ダノなんか、ボコボコでもポール・ダノ。メリッサ・レオなんてこのまま終わるわけないじゃん、という登場。




とは言え、緊張しっぱなしであっという間150分。






その緊張感はジャックマンのキレ演技とダノのキモさ。宗教的には意味があろう、何が出るかな、のキャリーバッグのお部屋(ここが一番怖かった。。)

若干、韓国映画のノリに近いなあ、と思いつつ、いわゆる韓国映画のそれとは違ったラストで。



 

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「ドント・ブリーズ」 ネタバレ ホラー版「グラン・トリノ」と片付けるには、もったいない!!とても「うまくて、怖くて、悲しくなる」映画!

「ドント・ブリーズ」
劇場公開日 2016年12月16日

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!!ネタバレしています 注意してください!!
















「ローグ・ワン」に駆けつけず、こちらを選択するのが、オレらしいとうか、なんというか。

アメリカ映画のホラーの定式として、へんぴな田舎の人間が実は殺人鬼だった、というものが多い。

テキサス州の仲良し屠殺一家「悪魔のいけにえ」。架空の場所ではあるが、田舎の湖畔クリスタルレイクでおなじみ「13日の金曜日」。核実験の被爆者が奇形の殺人ファミリーの「ヒルズ・ハブ・アイズ」。と、ホラー映画のモンスターはむしろ、アメリカン人の、「あまりにも広すぎる地形」と「州法」の違いからくる「違和感」、「恐怖感」をキャラクターに置き換えたようなものが多い。

というか、どんだけホラー好きだったのか、が今更ながらに気付くオレ自身にも恐怖しているが。

今回の「湾岸戦争帰り」の兵士が「モンスター」というのもアメリカのホラーの定式に則っている。また舞台はデトロイト、という、なんともかつて自動車産業で栄えた街の成れの果ての過疎区が舞台であるのも時代を感じる。デトロイトでいうと、年頭の「イット・フォローズ」もそうだった。だが、老人の、デトロイトが舞台というと、やはり「グラン・トリノ」を思い出す。



そう、これはホラー版「グラン・トリノ」。「過疎区」化した街の「貧しい」登場人物が繰り広げる恐怖の物語。




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「ドント・ブリーズ」












「息を止めろ」とは、まさしくその通りで、「ナーメテーター」相手が実は屈強の老人で、その盲目ゆえの聴覚に頼る行動や、やたらめったらキレる行動に、こちらも「だるまさんがころんだ」状態で息を止める緊迫感を楽しむことができる。


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フェデ・アルバレス監督



リメイク版「死霊のはらわた」で、オリジナルのギャグの部分を徹底して、大真面目に残虐描写に置き換え、でも取り憑かれた人間が実はヤク中だったというひねりもあり、リメイクという色眼鏡を外せば、とってもよくできたスプラッターに仕立て上げていた。

「死霊のはらわた」リメイクより
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今回も「残虐性」と一捻りある「ストーリー展開」を楽しませてくれる。




陰影のあるリアルな映像と、打って変わってのファンタスティックな映像、恐怖を掻き立てる不穏な音響効果からの、「だるまさんがころんだ」状態の静寂の対比効果が素晴らしく、また、「死霊館2」のダメダメ長回しよりも断然効果的な長回しがのちのち活きる。




登場人物の紹介も簡潔でよく、また誰ひとり、感情移入できないもいい。

こんな「正義感ぶって」も、ただのこそ泥です
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デトロイト以外では、組みそうにない3人のキャラクターもいい
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なんか、笑える
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映像と音楽の間逆な表現効果と同様に、
登場人物の「生きるか」「死ぬか」「殺すか」「逃すか」「盗むか」「捨てるか」の常に2択の選択肢を突きつけられながら展開していくのだが、こちらも、ガキどもを応援するか、ジジイを応援するか、の2択を常に迫られるのも素晴らしい。




「屈強」スティーブン・ラング演じる老人を最初は、甘え腐ったガキどもをぶち殺せ、ぶち殺せと観客を応援させながら、実はコイツはもっとヘンタイだった、というのもここで活きるのである。

筋肉、すげえ
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ヘンタイを応援していた自分が悲しくなったよ、おい
(褒めてます)



年末は「ローグ・ワン」で締めるが、みなさんがヘンタイならぜひこちらで締めるといいです。







追記



老人の弱点を補うかのように、嗅覚とスピードが持ち味のワンコも大活躍。口臭そうなワンコでこちらも息を止めてしまいそうである。

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追記2

ラストについて

報道では、当たり前だが、侵入者としてガキどもが報じられる。つまり主人公ロッキーは、自分に従順な妹との「新生活」を選択する。「最終的に」友達を金で売ったことになる。

ジジイの娘が死んだのは、「車」のせいであり、格差を想起させる、富豪の娘の運転であったり、ジジイの「ゲスイ」スポイルといい、ラストの選択といい、なかなかテーマは盛りだくさんである。

追記3

映像音響効果だけでなく、この素晴らしい脚本も手がけるフェデ・アルバレス監督。大注目。

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