しんざんの、みんな仲良し映画評!!

ほんとうは仲良しとは程遠い、あまのじゃくな映画評、映画批評、映画評論ブログ 全部ネタバレ。またあまのじゃくゆえ、人によってはまったく受け付けないものもあるよ。もちろん、こっそりオススメもあるよ。

ら行

「ルーム」ネタバレ 時事と切り離せ。

ルーム
劇場公開日 2016年4月8日


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!!映画宣伝って、大変で、酷だなあ、とこの映画の序盤のネタバレに落胆しつつも、本レビューではもっとネタバレしていますので、注意です!!




序盤、母子の何気ない、日常のやり取りが始まる。子供は一つ一つのモノに名前を付けている。子供の5歳の誕生日で、ケーキにろうそくはない。何気ない会話だが、その空間はなぜかやたら薄暗く、カメラの、それぞれの被写体に対しての距離感がやたら息苦しい。
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それは大変な効果をもたらしており、オレはこれらの画だけで吐きそうになった。
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仕方ないことだが、本作の序盤は、映画紹介として普通にネタバレされているが、この設定を知らなければ、このカメラに、席から転げ落ちるほどびっくり感心したことだろう。



「ルーム」




時事的に、この設定をうっかりいつもの調子で語るには、問題あるので、ここでは最近のニュースのことは頭から外す。



いや、外したほうがいい。ぜひ外して鑑賞して、ストレートに感動してほしい。






ただの母子成長映画として観ると、本作の、紹介文にあるように、「はじめまして【世界】」は、いい宣伝文句で、子供の「成長は親子だけではありえない」という一面と、「世界に出た時の厳しさ」を母親の、「脱出その後」を通して「世界」の役割をちょっと(かなり?)感傷的に描いている。
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母親は、生まれてくる子供を守るため、育てるも、それは「自分のため」でもあるわけで、「実は【子供依存】の生活」から「世界」でもう一度自分を取り戻す。

主演のラーソン、こう言っては問題あるが、この映画ならではの、「顔」に見えることが本当に素晴らしい。納得の主演女優賞。
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子供は、母親と離れ、祖母と、おじさんと、犬と友達とそして、アイドルのブロマイド?で世界の中で成長する。圧迫感を強調したクローズアップのカメラは世界に順応するにつれ、無くなっていく。

子供がひとつひとつ「世界」「ホンモノ」に触れるシーンがいちいちカワイイ。
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また本作の見所、というか、いつだろ、いつだろ、と目が離せないことに子供の髪がある。
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ここでの髪を切る、と言う行為は、「世界の子供になること」「髪を切りたい」という自分の主張と祖母との関係が見えてきて、感動的。母にとっては、それは「髪自体にパワーが宿る」のではなく、「切られたこと」にその背景を感じとることができる「パワー」が宿ったことを意味する。

髪が長いことで、女の子にも見えてたジャックが、子供から「息子」に変わった瞬間、というにはまだまだ幼いが、その後の母親との会話やラストシーンにて、「男の子の成長」を感じさせるものにはなっている。

ここで再び母子の物語に回帰する。母は子供の成長をもって、失われた「世界」に再び生きることが出来る。

「母としての」成長。

いや「失われた時間」を超えた、一人の人間としての成長。





追記

アマノジャクなおっさんとしては、ラストシーンは、もうそこまで必要ないかな。

追記2

最近、「ババドック」という母子の、シングルマザー応援映画を観たばかりで、そこでの子役のウザ超絶演技を魅せられていた。またその年頃の子供っていろんな意味で

「可能性」すげえな。




↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓オススメです ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 
【関連記事】「ババドック」レビュー

ババドック ~暗闇の魔物~(DVD)




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「ロブスター」ネタバレ 運命を共にする覚悟はあるか?

ロブスター
劇場公開日 2016年3月5日


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!!映画とは全く関係ない話を冒頭しますが、中身はしっかりネタバレです!!




私ごとだが、ブログのほうで宣言したひとつが早くも崩れようとしている。婚活をレポートすることができなくなったのだ。理由は一つ。

そう、今の俺には大事な女性がいる。



「ロブスター」




ロブスターの知られざる生態に、不老不死、というのがある。
脱皮時に臓器も新しくなるという驚異の新陳代謝があるからという話だ。しかも食欲も性欲も減退しないという。


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その生態は俺たち人間にとってどう映るだろうか。


本作の世界では、独身者はホテルに半ば監禁状態で一定の期間内にパートナーを得ないと動物にされてしまうという。その世界から逃れようとする独身者を狩るとその猶予が伸びる。主人公は、その際、どの動物にされたいかを問われ、ロブスターと答える。

主人公にとって、不老不死の生態は何を意味するか?

このホテルでは、せっせと男女の肉体的なふれあいを刺激することで、パートナーのあっせんを行う。この部分はかなり性的表現が激しい。もちろん、あえての演出だ。家政婦が、なぜか股間に股間を押しつけるという、「生殺し」などとっても効果的なはずだ。

だが、ここにいる独身者はいちいち理屈を垂れて、なかなか進まない。

ここに登場する独身者はわかりやすく、それぞれ欠点を持っている。足の悪い男、滑舌の悪い男、鼻血が簡単に出る女。いちいち理屈は垂れるが、欠点の共有、共感、あるいは優越感を感じることで「ようやく」腰を動かす(もちろん、まじめな意味で)。

要は理屈ばっかり垂れる独身者にさっさと身を固めろと。だが、このホテルでは、動物になることも決して悪いことではない、とも言っている。

がたがた言わず、赴くままに生きること。ここの独身者の人間性は「がたがた言うこと」に終始している。

主人公はいったんはパートナーを見つけるが、「合わない部分」が見えると態度を急変し、逃げ出す。もちろんその「合わない部分」は映画では相当な出来事だが、とにかく彼は逃げる。

そのうち、彼は反体制側ともいえる独身者のある集団に合流し、そこで共感を得た女性と親しくなる。彼女は近視の女として、欠点をもつ。

次第に二人は熱がこもる。だが、独身者集団は、その二人を許さない。「独身者集団」だからだ。二人に与えられた罰は、「欠点の増幅」であった。その集団からなんとか二人は脱出したが、二人が、そして主人公が選んだ選択は果たして。

ここで主人公のロブスターの生態を望む理由がはっきりする。



不老不死は、「覚悟はいらない」。



つまるところ、そういうことだろう。


一人のうのうと生きていたいのだ。



今の俺には、この映画はとても重い。最近ほとんど映画は彼女とみてきたのだが、さすがにこれは一緒にみると、俺は何も話せなくなっただろう。だが一人でみても、これは重い。そして痛い。




追記

不条理コメディ、ということだが、なんの、ホテル側の主張もわかりやすいし、独身者集団の在り方も、そして主人公の考えも明確。きわめてまっとうな物語。

屁理屈こねる独り者への手痛い風刺。

実に見ごたえある映画。しかし、この映画の持ち味である不条理感があまり面白いとは思わない。音楽も若干うるさすぎる。

レア・セドゥが、す、すごいです。。
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「LUCY ルーシー」バカな尻軽女がドラッグによって神様になる。なんてサイコーなんだ!!

劇場公開日 2014年8月29日
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稀代のヒットメーカー、リュック・ベッソンの真骨頂。

「ななめ右を行く映画」

リュック・ベッソンをすっかり馬鹿にしたセリフを抜かす観客の脳みそをぶちのめす、きわめてオーソドックスなSFアクションを送り出してきた。

本作のキモは、複製のルーシー、乳から取れるドラッグ。

はい、私がルーシー。
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そっくりじゃねえか!
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本作のルーシーという名はいきなり人類初の女性と言われたルーシーの複製の登場、アーシーな映像をチラチラ挟むことで、ただならぬ雰囲気を漂わせ、いきなり尻の軽いルーシーが人知の及ばない世界へ連れて行ってくれる。

尻軽なバカ女が、ドラッグによって、神様になる映画。

アフォ面、最高である
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このドラッグが乳から作られる、っていうのが、何とも良心を残しておきたいかのような、言い訳がましい設定にちょっとほほえましくもあり、あるいは、ドラッグから神様誕生かよ(笑)、と大いに突っ込んで頂戴、とベッソンがにんまりしているような設定でもある。

ルーシーが拉致られる前にぶん殴られるところからのカウントスタートが実に面白く、徐々にルーシーがダッチワイフのように、無表情に神様に近づいていく。

それは、演技のウマヘタ、という次元を超え、バカ女が神になる、という、誰も想像したことのない未知なる世界へ、ヨハンソンは我々を連れて行ってくれる。

松本人志の「しんぼる」に足らなかったのは、覚醒への過程がごっそり欠けている点。だいいちおっさんがテ・ィ・ン・コを触っても面白くないしね。

ベッソンは間違いなく稀代なヒットメーカーだが、これまで観客が彼に求めているもの、というのが分かっているのに、自分が監督をすると、自己優先、観客置いてけぼりの映画が多くなっていたことは確かだ。

ヒットメーカーという点でマイケル・ベイを例に挙げると、ベイはいつだって、映画ファンから見た「マイケル・ベイ」であり続けながら、進化している。ベッソンは、徹底して反復。そこが違う。

前作「マラヴィータ」という、デ・ニーロ、スコセッシに遠慮しすぎ、な、箸にも棒にも掛からない凡愚作から、の本作は持ち味フルに発揮し、まったく素晴らしい。

追記

本作、バックグラウンドムービーとしての利用価値も高い。

LUCY/ルーシー【Blu-ray】 [ スカーレット・ヨハンソン ]



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「リアル・スティール」 ゲームできないお父さんなんて嫌いだ

リアル・スティール
劇場公開日2011年12月9日

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まあ、そういう映画である。



この映画は「ロッキー」というよりも、「オーバー・ザ・トップ」(劇場公開日1987年2月14日)
の「TVゲーム大会版」。

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腕っぷしを見せつけ、息子にアームレスリングを教えることで、仲を深めるお父さん
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今では映画で強いボクサーだったという父の写真を見ても、子供にしてみれば「ああ、そう、ふーん」でしかないのだ。

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しかし逆に今は、痛みを伴わずに息子に父の威厳を見せつけることが出来る時代でもある。

モバイルを巧みに操るお父さんがいい。最新機器を買うのが趣味なお父さんがいい。
それだけで息子のお父さんへのまなざしは激変する。


・・・・・・ある意味こっちのほうが大変か


ヒュー・ジャックマンは一生懸命、「コントローラー」を使ってロボットを操ろうとするが、まるで上手くいかない。

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しかしATOMの模写機能を使って、ヒュー・ジャックマンはゲームの達人へとなり、息子の尊敬のまなざしを勝ち得るのである。

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ATOMの模写機能がATOMにしかないのはそれを描きたいがため。
ゲームができないお父さん、コントローラーは使えなくともまだ手はあるよ、というお話。

コントローラーで10連コンボを入力するか、模写がいいかは、お父さんしだいではある。

がんばれ、お父さん!!

ほか
ロボット格闘技が意外とつまらない。
非ヒト型ロボットとかいた方が「ロボ・コン」的なところも出てよかったのではないかと思われる。





今見ると、ATOM、「チャッピー」にも似ているな
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